おしらせ
【JBCクラシック】2強の一騎打ちはスマートファルコンに軍配
3日、大井競馬場で行われたJBCクラシック(交流GI、ダ2000m)は、単勝1.2倍の1番人気に支持されたスマートファルコン(牡6、栗東・小崎)が、2番人気トランセンド(牡5、栗東・安田)とのデッドヒートを制した。勝ち時計は2分2秒1(良)。鞍上は武豊騎手。 注目のゲートイン。トランセンドもまずまずのスタートを切ったが、それを制して外からスーッと、馬なりでスマートファルコンが先手を奪う。2馬身ほど離れた2番手にトランセンド、さらに5馬身ほど離れた3番手にシビルウォー(牡6、美浦・戸田)が位置し、その後は15馬身以上と大きく離れ、ひと塊の馬群となって進んだ。 常にこの隊列は変わらず、3コーナー手前で早くも中央3頭に争いは絞られた。3?4コーナー中間地点、トランセンドの藤田騎手が懸命に手を動かして前をうかがい、いったんはスマートファルコンとの差が1馬身程度に縮まったが、4コーナーでまたスマートファルコンが突き放し、再び2馬身にリードを広げ直線を向く。 逃げ込みをはかるスマートファルコンがさらに突き放しに掛かる。外からジリジリとトランセンドも脚を伸ばしてくるが、シビルウォーは苦しくなり3番手確定。残り200mで勝負は完全に2強の争いとなった。一完歩ごとにトランセンドも差を詰めてきたが、1馬身差まで迫ったところがゴール板。スマートファルコンが逃げ切って、このレースの連覇を飾った。 JBCクラシック5連勝となった武豊騎手は「トランセンドは確かに気になりましたけど、自分の競馬に徹するだけなので迷いはありませんでした。この馬は地方競馬に強くしてもらった馬。本当に強い馬ですし、来年はドバイへ行きたいですね。僕自身、中央でも頑張ります」と、海外挑戦について触れた。 2着トランセンドもさすがの競馬。一度は手応えが怪しくなりながらも、南部杯同様にそこから盛り返す底力を見せた。スマートファルコンとの再戦が楽しみである。トランセンドから3馬身半遅れた3着に3番人気シビルウォーが入線。配当は単勝120円、馬連100円、馬単150円、3連複160円、3連単250円という超低配当におさまった。勝ったスマートファルコンは父ゴールドアリュール、母ケイシュウハーブ(母父ミシシツピアン)という血統。この勝利で去年のJBCクラシックから7連勝、交流重賞はこれが17勝目で交流GIは4勝目となった。 ★【日本テレビ盃(船橋)】スマートファルコン楽勝 堂々とJBCへ ★【帝王賞(大井)】スマートファルコン 人気に応え9馬身差の圧勝 ★【東京大賞典】スマートファルコンがレコードで圧勝! ★【競馬日本代表を応援しよう!】2011ドバイワールドC特集はコチラ
Tweet | シェア |