おしらせ
【エリザベス女王杯】連覇狙うスノー&静の調整レイン 海外馬2頭の動向は?
スノーフェアリー 京都競馬場 芝 良 馬なり 48.5-14.5 ダンシングレイン 京都競馬場 中間軽め 昨年このレースでは2着メイショウベルーガに4馬身差をつける圧巻の勝利。報奨金を含め約1億8000万円をかっさらっていったスノーフェアリーが、再度日本に上陸だ。今年に入って勝ち星こそないが、前残りの展開だった凱旋門賞で猛追の3着、直線不利があったチャンピオンS(英)でも3着と世界最高峰レベルのレースで善戦を繰り広げている。更にスケールアップした印象さえあり、連覇の可能性は十分。 2度目の来日とあって調整過程は順調そのもの。白井市の競馬学校国際厩舎から京都競馬場へ移動した後も軽快な動きを見せており、激戦の疲れは感じられない。10日は本馬場に入り流す程度の調整。ラストだけスッと伸ばされ14秒台の軽快な切れを披露した。「虫に刺されて炎症になるアクシデントがあったけど、いまは問題ない。昨年同様いい状態です」と、ダンロップ師は連覇への意気込みを語っている。 今回のエリザベス女王杯にはもう1頭海外馬が参戦してくる。それが3歳馬ダンシングレインだ。英オークス馬であり、これは昨年のスノーフェアリーと同様。高速決着への対応は未知数だが、積極果敢な逃げ戦法からの粘りこみは十分に注意したい。初の来日ということで調整は慎重に進められている。今日10日は脚に熱が出たため大事をとって馬場入りはせず。運動のみにとどまった。「今日は馬場に入れなかったが、体は仕上がっているし、カイバもいい。おおむね順調。明日以降も速い追い切りはかけず、キャンターを行う予定だ」と、担当のハガス助手はコメントしている。 ■出走予定馬プロフィール スノーフェアリー(牝4、英・E.ダンロップ) 父Intikhab 母Woodland Dream(母の父:Charnwood Forest) 通算18戦6勝、2着4回、3着4回、主な戦績:2010年イギリスオークス(GI)1着、アイルランドオークス(GI)1着、エリザベス女王杯(GI)1着、キャセイパシフィック香港C(GI)1着 昨春にイギリス、アイルランドのオークスを制して同年秋に鳴り物入りで初来日を果たし、たスノーフェアリー。メイショウベルーガや牝馬三冠を達成した直後のアパパネを4馬身も引き離して圧勝した昨年に続いて、連覇がかかる。今年は5戦未勝利だが、すべてGIで4、2、2、3、3着と安定して活躍。先月行われた凱旋門賞でも3着に善戦している。同馬は10月31日(月)に成田空港に到着し、競馬学校国際厩舎へ移動した。輸入検疫を受けた後、6日(日)に京都競馬場に移動している。 ◇トレーナー&ジョッキー:プロフィール エドワード・ダンロップ調教師 1968年10月20日生まれ、43歳。名トレーナーであるジョン・ダンロップ師を父に持ち、1994年にマクトゥーム殿下のサポートの下で厩舎を開業。開業当初から海外志向が強いトレーナーで、海外の多くのGIで勝利を挙げている。04年にイギリス年度代表馬となったウイジャボードを育て、同馬で05、06年のジャパンCにも参戦を果たした。昨年はスノーフェアリーでエリザベス女王杯、その後香港に渡って香港Cも制しており、エリザベス女王杯連覇がかかっている。 ライアン・ムーア騎手 1983年9月18日生まれ、28歳。母国のイギリスでトップジョッキーとして活躍。現在はサー・マイケル・スタウト厩舎の主戦ジョッキーとして活動しており、06、08、09年にはイギリスリーディングジョッキーに輝いている。昨年の凱旋門賞ではワークフォースに騎乗し、ナカヤマフェスタとの死闘を制覇。スノーフェアリーでエリザベス女王杯を制し、年末にはワールド・スーパー・ジョッキーズ・シリーズのチャンピオンにも輝いている。今年は夏場に落馬負傷してしまったが、奇跡的な回復力で早期復帰を果たし、今回の来日となった。 ダンシングレイン(牝3、英・W.ハガス) 父Danehill Dancer 母Rain Flower(母の父:Indian Ridge) 通算7戦4勝、2着2回、主な戦績:2011年イギリスオークス(GI)1着、ドイツオークス(GI)1着、ブリティッシュチャンピオンズフィリーズ&メアズS(GII)1着 今春にドイツ、イギリスのオークスを制して勢いに乗る3歳馬のダンシングレイン。速い持ち時計がなく日本の高速馬場への適性は未知数だが、イギリスオークスを制して3歳秋に来日するというのは昨年のスノーフェアリーと同じで、不気味な存在となりそうだ。同馬は10月31日(月)に成田空港に到着し、競馬学校国際厩舎へ移動した。輸入検疫を受けた後、6日(日)に京都競馬場に移動している。 ◇トレーナー&ジョッキー:プロフィール ウィリアム・ハガス調教師 1960年8月23日生まれ、51歳。名門ハーロー校を卒業後は父の繊維工場で働き、その後は競走馬の仲介人としてシドニーで数年を過ごす。イギリスに戻ってマーク・プレスコット師、ジョン・ウィンター師の下で修行し、1986年11月に調教師免許を取得した。1996年にシャーミットでイギリスダービーを制し、ダービートレーナーとなっている。それ以降も国内外で多くのGIを制しており、今年はダンシングレインでイギリス・ドイツのオークスを制覇。1996年以来となるクラシックのタイトルを獲得した。 ジョン・ムルタ騎手 1970年5月14日生まれ、41歳。母国のアイルランドで1987年にデビューを果たし、これまで1995、1996、1998、09年と4度のアイルランドリーディングを獲得。イギリスダービーを3度制し、凱旋門賞やBCターフ、BCマイルなど多くのGIタイトルを獲得している。08年?10年まではオブライエン厩舎の主戦として活動し、GIを42勝した。今年もイギリスオークスなどGIを3勝しており、ここまでアイルランド騎手リーディングでトップに立っている。1999年に短期免許で来日しており、ワールド・スーパー・ジョッキーズ・シリーズにも5度出場。日本の競馬を熟知しているジョッキーと言えるだろう。 ★【凱旋門賞】伏兵デインドリームが勝利! スノーフェアリーは3着! ★【エリザベス女王杯】(2010年)英愛オークス馬・スノーフェアリーが日本勢を圧倒! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!
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