【地方競馬】明日、大井競馬で勝島王冠　フルゲート16頭立ての大混戦

12月8日、大井競馬場で重賞・勝島王冠が開催される。枠順、発走時刻は以下の通り。1着賞金は2200万円。優勝馬には東京大賞典への優先出走権が付与される。

■大井11R・勝島王冠（SII、ダ1800m）　20時10分発走

1枠1番　トランセンデンス　（牡3、浦和・小久保）　森泰斗
1枠2番　セイカメテオポリス（牡3、大井・渡邉和）　矢野貴

2枠3番　エルデュクラージュ（セ7、船橋・川島一）　本田正
2枠4番　サブノクロヒョウ　（牡8、大井・阪本一）　藤本現

3枠5番　コズミックフォース（牡6、大井・藤田輝）　御神本
3枠6枠　アングライフェン　（牡9、大井・高野毅）　松崎正

4枠7番　リッカルド　　　　（セ10、船橋・佐藤裕） 石崎駿
4枠8番　ブレスジャーニー　（牡7、大井・橋本和）　山崎良

5枠9番　ドーヴァー　　　　（牡8、大井・久保田）　東原悠
5枠10番 リコーワルサー　　（牡6、大井・荒山勝）　真島大

6枠11番 ワークアンドラブ　（牡6、大井・荒山勝）　笹川翼
6枠12番 ノーブルサターン　（牡7、大井・佐野謙）　和田譲

7枠13番 マンガン　　　　　（牡4、川崎・田島寿）　町田直
8枠14番 ゴールドホイヤー　（牡4、川崎・岩本洋）　山崎誠

8枠15番 フィアットルクス　（牡6、大井・藤田輝）　本橋孝
8枠16番 デアフルーグ　　　（牡5、船橋・林正）　　左海誠

トランセンデンス（牡3、浦和・小久保）は、今年の羽田盃に優勝し、2走前の戸塚記念でも2着に好走した3歳牡馬トップクラスの一頭。前走の埼玉新聞栄冠賞は3歳馬ながら58キロの斤量と4角で狭くなる不利が大きく応えたもの。羽田盃勝ちの舞台に替われば反発がありそう。脚質を考えれば1枠1枠の絶好枠を引けたこともプラスだ。

セイカメテオポリス（牡3、大井・渡邉和）は、春から夏にかけて噛み合わない競馬が続いたものの、久々の左回りでのレースとなった戸塚記念で一変しSI競走を制覇。続く盛岡・ダービーグランプリでも渋太く脚を使えていて、実力馬が復活したと考えていいだろう。2走前から装着しているシャドーロールの効果もあるようで、今なら大井でも崩れない姿を見せられるかもしれない。

エルデュクラージュ（セ7、船橋・川島一）は、JRA所属時代にダイオライト記念で2着に入った実力馬。ダノンファラオ相手に0秒3だった力を出せるようなら南関東の重賞で十二分にやれる。前走のシリウスSで大きく敗れたが、スタート直後に進路をカットされ、その後は掛かり気味とスムーズさを欠く内容だっただけに情状酌量の余地はある。その後はじっくり立て直され仕上がりは良好。注目の転入初戦だ。

コズミックフォース（牡6、大井・藤田輝）は、2018年の日本ダービー3着馬で、2020年後半に南関東へ移籍。3走前の報知グランプリCこそスムーズな競馬ができず大きく崩れたが、今年7月に復帰後は連勝中と勢いがある。大井の名手・御神本騎手が引き続き跨るのも心強い。

リッカルド（セ10、船橋・佐藤裕）は、南関東競馬が誇る大ベテラン。今年の7月から9月にかけて頭数の少ないオープンを狙い3連勝と老いてなお元気。久々の重賞参戦となった埼玉新聞栄冠賞でも好位追走から3着に踏ん張り、まだまだ重賞でも頑張れそうだ。勝島王冠では2018年5着、2020年4着とあと一歩の競馬が続いている。3度目の正直となるか。

ゴールドホイヤー（牡4、川崎・岩本洋）は、かなりムラっぽい成績ではあるが、昨年の雲取賞、羽田盃に優勝した実績馬で実力は十分。最後まで集中して走れるかがカギとなる。軸に指名するには勇気が要るものの、押さえて損はなさそうだ。

フィアットルクス（牡5、船橋・林正）は、前走の埼玉新聞栄冠賞で転入後初となる掲示板外に敗れた。転入後はずっと大井で走ってきただけに、小回りの浦和が合わなかったかもしれない。今年4月のブリリアントCの勝ち馬で、大井1800mの距離はぴったり。3走前の大井記念では離されたとはいえミューチャリー相手に2着に駆けており、強い相手との対戦経験もある。外枠がどうかだが、すんなりした競馬ができれば反発してきそうだ。

（Text:Ito）

【第13回 勝島王冠(SII)】の調教追い切り動画　TCK 東京シティ競馬【公式】より


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