おしらせ
【今週の重賞】[カペラS]リュウノユキナが中央重賞初制覇なるか?
■12月12日、中山競馬場で第14回・カペラS(GIII、ダ1200m)が行なわれる。
中央競馬唯一のダート1200mで行なわれる重賞レース。そのため例年、砂の快速馬が集結し、激しいレースが繰り広げられている。昨年から本レースの優勝馬にはサウジアラビアの国際招待競走リヤドダートスプリントへの優先出走権が与えられることになった。
このレースをもっとも待ち望んでいたのはリュウノユキナ(牡6、美浦・小野)ではなかろうか。門別競馬でデビューし中央に移籍したのが3歳秋。それから時間をかけて条件クラスを勝ち上がり、6歳を迎えて本格化。3連勝で大井・東京スプリントを制し重賞初優勝を果たす。その後もダート1200mの地方交流重賞で3戦続けて勝ち負けするものの、金沢のダート1400mで行なわれたJBCスプリントでは5着に敗退し、それまで継続していた連対記録は8でストップした。ダート1200mでは現役最強クラス。なかでも中山はジャニュアリーSで6馬身差の圧勝を収めたように、もっとも力を発揮できるコースである。前走は明らかに距離が1F長く、適距離のここでは巻き返し必至だろう。
対抗格の筆頭はモズスーパーフレア(牝6、栗東・音無)で間違いない。芝の快速スプリンターとしてその名を馳せ、昨年の高松宮記念では繰り上がりながらGI初戴冠。その後はダートにも活躍の場を求め、昨年大井のJBCスプリントはダート初挑戦ながら4着に健闘。1F長いと思われた前走・金沢のJBCスプリントでは3着に頑張り、馬券圏内確保を果たした。砂に替わってもテンの速さは天下一品。本馬も距離短縮は歓迎で、自分のペースで走れれば逃げ切り独走も十分ありうる。
スプリント初挑戦となるオメガレインボー(牡5、栗東・安田翔)も楽しみな存在。今年初夏のアハルテケSでOP初勝利。マリーンS2着のあと、重賞・エルムSでも2着好走。メンバーが揃った武蔵野Sでも3着に走り、ここに来てメキメキと力をつけてきている。問題は初めての1200m戦で追走手一杯にならないかどうか。ここまで脚を溜める競馬で高いパフォーマンスを発揮してきたので、決め手が活かせる展開になればアタマまで突き抜ける可能性もあるかもしれない。
このほかにも、地方時代を含めて6連勝でOP入りを果たし昨年の本レースでも3着に善戦したダンシングプリンス(牡5、美浦・宮田)、デビューから3連勝で兵庫JGを制覇し、前走室町Sを快勝して臨むデュアリスト(牡3、栗東・安田隆)、中山ダート1200mは4戦3勝2着1回とパーフェクト連対のディサーニング(セ6、美浦・加藤征)、芝重賞で好走実績が複数あり今回ダート初挑戦となるミッキーブリランテ(牡5、栗東・矢作)、1200m以下では【4.2.1.0】と馬券を外したことがないミスズグランドオー(牡3、美浦・伊藤圭)など、不気味な猛者たちも多数参戦。今年はかなり濃いメンバーが揃ったので、ハイレベルなバトルが期待できそうだ。
(Text:Hattori)
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