おしらせ
【今週の重賞】[アンタレスS]プロミストウォリアが重賞連勝を狙う
4月16日、阪神競馬場で第28回・アンタレスS(GIII、ダ1800m)が開催される。
プロミストウォリア(牡6、栗東・野中)は骨折による14カ月の休養からの復帰後、1勝クラスから3勝クラスまでノンストップで突破。重賞初挑戦だった前走の東海Sでもその勢いは止まることなく、4連勝で初の重賞タイトルを獲得した。その東海Sでは逃げて、上がりもメンバー3位の脚を使っているように他馬に付け入る隙を与えなかった盤石の内容。休養が長かったことから6歳にしてまだキャリア7戦とフレッシュで、成長力のあるマジェスティックウォリアー産駒ということもあり、まだまだ上を目指せそう。目下の勢いなら、重賞連勝の可能性は十分あるだろう。
キングズソード(牡4、栗東・寺島)は2走前の赤穂特別で後続を寄せ付けず2着に10馬身差の圧勝。前走の伊丹Sも、前で粘るサンライズアリオンをゴール寸前で捕らえ、今回の舞台である阪神ダ1800mで連勝を収めてのオープン入りで勢い・適性ともに申し分ない。全兄にプロキオンS勝ち馬・キングズガードがいる血統。初の重賞挑戦となるが、充実ぶりと血統のバックボーンを考えれば、さっそく勝ち負けに絡めていい。
ロードブレス(牡7、栗東・奥村豊)は2020年の日本テレビ盃勝ち馬。その後は勝ち切れないながら重賞戦線で堅実に駆けてきた。今回は一昨年の東京大賞典(5着)以来1年4カ月ぶり。ここまでの長い休みは初めてだが、これまで休み明けではいいパフォーマンスを見せていた。阪神コースも一昨年みやこSでハナ差2着と好相性。長期休養からの復帰戦でいきなりの好走なるか。
カフジオクタゴン(牡4、栗東・矢作)は昨年のレパードS勝ち馬。前走・マーチSでは馬体重16キロ増と余裕残しの状態だったようだし、不良馬場で前が止まらない流れのなか終始外を回る競馬を強いられ、脚を溜めきれなかった。それでも勝ち馬とは0秒3差の5着。もう少し力の要る馬場なら際どかったはずだ。ひと叩きした今回は上積みも大きそう。持久力を生かし、前めから押し切る競馬で活路を見出したい。
この他にも、名古屋大賞典2着から距離短縮で臨戦のケイアイパープル(牡7、栗東・村山)や、昨年のエルムSでは9番人気ながら鮮やかに差し切って優勝したフルデプスリーダー(牡6、美浦・斎藤誠)、みやこS以来の重賞制覇を狙うサンライズホープ(牡6、栗東・羽月)、強烈な差し脚が魅力のヴァルツァーシャル(牡4、美浦・高木)、名古屋城S2着から駒を進めるヴァンヤール(牡5、栗東・庄野)あたりが主な出走メンバー。突出した馬がおらず、展開ひとつで望外の大穴が飛び出すかもしれない。
(Text:Nakai)
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