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【ジャパンC】デインドリームらの状態は!? 外国馬プロフィール第1弾

24日、凱旋門賞馬のデインドリーム(手前)とサラリンクス(奥)が揃って本馬場へ

今週末の日曜日に、東京競馬場で第31回ジャパンC(GI、芝2400m)が行なわれ、フランス、ドイツ、アメリカから計4頭が参戦を予定している。今回は「外国馬プロフィール 第1弾」として、サラリンクスデインドリームのプロフィールをお届けしたい。 ■出走予定馬プロフィール サラリンクス(牝4、仏・J.ハモンド) 父Montjeu 母Steel Princess(母父Danehill) 通算11戦3勝、3着1回、主な戦績:2011年ポモーヌ賞(GII)1着、カナディアンインターナショナル(GI)1着 1歳時にイギリスのタタソールズ・イヤリングセールで6万ギニー(当時約1420万円)で落札され、凱旋門賞などGI6勝の実績を誇る父のモンジューも手がけたハモンド厩舎に預けられたサラリンクス。スミヨン騎手とコンビを組んで3歳夏にデビュー2戦目で初勝利を挙げると、その後は苦戦が続いたが、4歳を迎えた今夏に、再びスミヨン騎手が騎乗してポモーヌ賞を勝利。続くヴェルメイユ賞は4着に敗れたものの、前走のカナディアンインターナショナルは勝利した。16日(水)に成田空港に到着し、競馬学校国際厩舎へ移動した。輸入検疫を受けた後、22日(火)に東京競馬場に移動している。今朝(24日)の調整はデインドリーム、シャレータとともに本馬場に登場。ダートコースで強めのキャンター中心に調整された。共同記者会見で管理するハモンド師は「体格が小さく速いところはそれほど必要ないですし、馬はすでに仕上がっている状態なので、今日はキャンターで調整しました」と愛馬の順調さを強調。「相手はとても強いと思っていますが、今回はこの馬の最も得意とする距離で終いの脚も素晴らしいものがあります。競馬は何があるかわかりませんので、この馬にももちろんチャンスがあると思います」と好走を期待していた。 ◇トレーナー&ジョッキー:プロフィール ジョン・エドワード・ハモンド調教師 1960年6月27日生まれ、51歳。1987年にフランスで調教師免許を取得して厩舎を開業。シャンティイ地区を拠点に活動し、1991年にスワーヴダンサーで仏ダービー、愛チャンピオンS、凱旋門賞を制覇。1999年にはサラリンクスの父・モンジューで仏ダービー、愛ダービー、凱旋門賞を制し、翌年もGIを3勝するなど、数々の大レースを制してきた。近年は大レースの勝利から遠ざかっており、サラリンクスの前走で制したカナディアンインターナショナルは、師にとって7年ぶりのGIタイトル獲得となった。日本のレースにも数多く挑戦する調教師で、ジャパンCは今回が5度目の挑戦となる。 クリストフ・スミヨン騎手 1981年6月4日生まれ、30歳。15歳の若さで母国のベルギーからフランスへと渡り、1997年に騎手デビュー。1999年に最多勝見習騎手となる。2000年にプロ騎手となると、同年4月にフォンテンブロー賞で重賞初勝利。翌年にはフランス2000ギニーでGI初制覇を飾り、フランスダービーも制している。02年からアガ・カーン4世と主戦契約を結び、03年には207勝を挙げてフランス年間最多勝記録を更新した。03年のダラカニ、08年のザルカヴァで2度の凱旋門賞制覇、03年、05年。06年と3度のフランス騎手リーディングを獲得している。今年もこれまでのところ、フランス騎手リーディング1位タイとなっている。日本競馬では、01年に短期免許を取得して初騎乗。03年以降は来日がなかったものの、09年に再来日を果たすと、その後は大活躍。10年にはブエナビスタとのコンビで天皇賞(秋)を制し、日本GI初勝利を飾っている。 デインドリーム(牝3、独・P.シールゲン) 父Lomitas 母Danedrop(母父Danehill) 通算12戦5勝、3着4回、主な戦績:2011年ベルリン大賞(GI)1着、バーデン大賞(GI)1着、凱旋門賞(GI)1着 デインドリームはドイツで生産され、2歳夏にトレーニングセールで9000ユーロ(約120万円)で取引され、ブルク・エバーシュタイン牧場の所有馬となる。取引されてすぐにデビューを果たし、初出走初勝利を記録。2戦目は3着に敗れ、3戦目は1位入線も3着に降着。その後も苦戦が続いたが、3歳5月に伊オークスで待望の2勝目を挙げると、マルレ賞5着を挟んでGIを連勝。連勝の勢いに乗って、10万ユーロ(約1090万円)の追加登録料を払い挑戦した凱旋門賞もレコード勝ちした。なお、凱旋門賞の1週間前に、吉田照哉氏が同馬の共同馬主となっていたことが明らかとなっている。16日(水)に成田空港に到着し、競馬学校国際厩舎へ移動した。輸入検疫を受けた後、22日(火)に東京競馬場に移動した。翌23日(水)には東京ダートで本追い切りが行われ、7F92秒8-3F37秒3-1F12秒4(G前追う)を計時。終いの脚は鋭く、激戦の疲れを感じさせない軽快な動きを披露した。そして今朝(24日)は角馬場での調整とダートコースを1周する軽めの運動に留まったが、シールゲン師は「昨日の動きが良かったので、今日は速足しかやらなかった。とてもいい仕上がり具合です」とデキに胸を張る。すると鞍上を務めるシュタルケ騎手も「デインドリームはこれまで私が騎乗した中でベストの1頭であり、このような馬に乗れるのは嬉しいこと。今回もとてもいい状態なので、前走と同じようなパフォーマンスを見せることができれば必ず良い結果が出ると思います」と自信を隠さなかった。世界制圧へ向け、ここまでシナリオ通りにきていると言えよう。 ◇トレーナー&ジョッキー:プロフィール ペーター・シールゲン調教師 1965年3月23日生まれ、46歳。1981年にH.コーン調教師の下で見習騎手となると、1987年からドイツで最優秀調教師に31回輝いているハインツ・イエンチ調教師の管理馬に騎乗するようになり、数々の大レースを制覇。1992年から5年連続でドイツリーディングを獲得し、1995年には年間273勝という記録を叩き出している。騎手として1471勝を挙げた後に、イエンチ調教師の後を継ぐために引退。1998年に調教師になると、その年にドイツ最大のレースであるバーデン大賞をタイガーヒルで優勝するなど、これまで同レースを5勝。タイガーヒルで、1999年のジャパンCにも来日を果たしている。ドイツリーディングトレーナーにも02、05、06年と3度輝いており、今年は11月13日現在で52勝を挙げてドイツリーディング4位となっている。 アンドラシュ・シュタルケ騎手 1974年1月4日生まれ、37歳。1989年に見習騎手としてデビューすると、1992年に重賞初勝利を挙げ、1996年には母国のクラシックレースを勝利。翌1997年にGI初勝利と、順調に実績を積み重ねた。ドイツ最大のレースであるバーデン大賞は、デインドリームとのコンビで制すなど計3勝している。近年はシールゲン師の管理馬に騎乗する機会も多く、06年以降だけでGIを14勝。ドイツ騎手リーディングを計5回獲得しており、今年は11月13日現在で62勝を挙げて4位につけている。また、国外でも積極的に騎乗し、今年は日本から福永騎手が参戦するインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ(香港)で、00、05年の2度優勝。日本でもジャパンC、JCダートなどで騎乗経験があり、ワールド・スーパー・ジョッキーズ・シリーズにも2度出場しているが、まだ日本での勝利経験はない。 ★【凱旋門賞】伏兵デインドリームが勝利! 日本馬2頭は無念の結果に…【ジャパンC】ブエナビスタは1枠2番 ジャパンCの枠順が確定【ジャパンC】出走予定馬全頭の追い切りは要チェック!!データで斬る! 【ジャパンC】のUMAJINデータ班の見解も必見!
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