おしらせ
【ジャパンC】池江勢豪華2頭併せ 軍配はどちらに!?
トーセンジョーダン 栗東 CW 良 一杯 82.5-67.7-53.5-39.5-12.6 トゥザグローリー 栗東 CW 良 一杯 81.8-67.1-53.0-39.0-12.4 今年はすでにGI4勝を含む、重賞10勝。絶好調の池江厩舎が前走天皇賞・秋組から勝ち馬のトーセンジョーダンと良血馬トゥザグローリーを送り込む。前者は好メンバーが揃った中で従来のレコードを1秒1も更新してGI初制覇。このときに下した相手が女王ブエナビスタやグランプリホースのアーネストリーら古馬をはじめ、粒ぞろいの4歳世代で非常に価値ある勝利と言えよう。対するトゥザグローリーは休み明けながら5着に健闘。春にはGIでも1番人気に支持されていた素質馬が叩き2戦目で悲願のビッグタイトル奪取に挑む。 今朝の最終追い切りは栗東ウッドコースでこの豪華2頭併せが実現。先輩トーセンジョーダンが1秒近く先行し、トゥザグローリーがそれを追撃するかたちでスタートが切られた。トゥザグローリーは軽い手応えのまま早々と僚馬を射程圏内に捉えると、4角から直線にかけて内にスッと舵を取る。直線では互いの鞍上から激しいゲキが飛ぶ実戦さながらの追い比べが展開されたが、最後は内のトゥザグローリーがグイッとひと伸びし、半馬身ほどの先着で最終リハを制した。フットワークは軽快そのもので、ひと叩きされ型どおりに良化曲線を描いている。この動きに管理する池江師は 「天皇賞(・秋)前はトーセンジョーダンと併せても追いつかなかったのが、先週今週と先着していますから、明らかに以前とは違うという印象。馬体重は変わらなくても筋肉が随分引き締まってきましたし、状態はかなり上向いています」とデキの良さを強調する。続けて「自在性があって注文のつかないタイプ。GIを取れるだけの器を持つ馬だと思います」と力強く結び、自信を持って送り出す構えだ。 一方のトーセンジョーダンは追い出されてからジリジリとしか伸びず、大幅先行からパートナーに先着を許すいまいちパッとしない内容。GI連勝へ向けて黄色信号が灯った最終追い切りだったが、指揮官は 「使って良くなるタイプで、より力を出せる状態になっていると思います。(追い切りは)こちらが先行して、ラスト1ハロン強めにという指示。いい内容で、デキは上向いていると思います」とまったく意に介していない。「癖の無い馬なので、ウィリアムズ騎手もこの馬の力を発揮してくれるはず。世界の強豪にどれだけ通用するか、楽しみにしています」とレースを待ちきれない様子だった。 池江厩舎からはさらにもう1頭、アルゼンチン共和国杯を制したトレイルブレイザーがスタンバイしており、こちらは勢いと天才・武豊騎手の手腕に期待がかかる。まさに“三本の矢”の布陣で挑むジャパンCだが、果たしてこの中から勝ち馬が誕生するのか!? 答えは府中の長い直線の先にある。 ★【天皇賞・秋】ピンナ最終日の渾身騎乗! トーセンジョーダンGI初制覇 ★【日経賞】トゥザグローリーが2馬身1/2差を付け完勝!! ★【ジャパンC】出走予定馬全頭の追い切りは要チェック!! ★データで斬る! 【ジャパンC】のUMAJINデータ班の見解も必見!
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