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【ジャパンC】有力馬1週前追い切りレポート

長めからしっかり負荷をかけられたブエナビスタ。前走時とは段違いの調整過程だ!

凱旋門賞のワンツー、天皇賞・秋勝ち馬、そしてドバイWCホースと豪華メンバーが揃った国際招待レース・ジャパンC(GI、芝2400m)が今週末の日曜日、東京競馬場で開催される。この一戦に出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! ブエナビスタ 昨年のジャパンC、先頭でゴールを駆け抜けたのはこの馬だ。しかし、結果は降着(進路妨害)での2着となり、以来ここまで惜敗続き。1年前の悪夢から勝ち運を失ってしまった感のある最強女王が、因縁のレースで失地回復を成し遂げるか。急仕上げだった前走を叩かれ、この中間の動きはピリッとしたところが出てきている。16日、栗東CWコースでの1週前追いは長めからしっかり負荷をかけられ、終いもぐいぐい追われて6F80秒0-1F12秒5(一杯)をマーク。このひと追いでグンと変わってきた印象で、土曜日は終い重点に追われラスト1F11秒5の切れを見せている。仕上がり過程に関しては、前走時と格段の差だと言っていいだろう。 トーセンジョーダン レコードタイムで天皇賞・秋を快勝。アルゼンチン共和国杯勝ちがあり、距離延長に関してはなんの不安もないだろう。前走時がピークのデキに感じられたが、その後もしっかりケアされており激走した反動はなさそう。17日、栗東ウッドに入り後方から来る僚馬トゥザグローリーを迎撃。脚色は若干見劣ったが、なんとかリードを保って先着フィニッシュを果たした。上昇度ではトゥザに軍配といった感のスパーリングだったが、この馬自身もラストは1F12秒1(強め)と上々の切れ。高いレベルで好調を持続している。 デインドリーム 前残りの展開だった凱旋門賞で、中団から馬群を割って鋭伸。2着シャレータに5馬身差、3着スノーフェアリー(エリザベス女王杯連覇、今回ジャパンCは回避)とは1秒2差、走破タイム2分24秒4(良)はレースレコードと、まさに圧巻の勝ちっぷりを見せた。過去、凱旋門賞馬のジャパンC成績はエリシオ(1996年)の3着同着が最高だが、3歳牝馬としての襲来はこの馬が初。斤量53キロの恩恵を受け、ジンクス破りの走りがあってもなんら驚けない。30時間の長距離輸送を経て、16日に競馬学校国際厩舎へ入厩。18日にはダートコースで軽快なキャンターを披露しており、体調面に問題はなさそうだ。 ヴィクトワールピサ 歓喜のドバイWC勝ちから8カ月。その後はクイーンエリザベス2世Cを回避、フランス遠征では前哨戦前に帰国と順調さを欠き復帰がここまでずれ込んだが、力を出し切れさえすれば当然勝ち負けが意識できる存在だ。注目の調整過程だが10月中旬から坂路とコースを併用し入念に乗り込まれており、順調そのものと言っていいだろう。16日は福永騎手を背に(本番はデムーロ騎手)栗東ウッドで準オープン馬エアウルフら2頭を1秒追走。騎手が跨ったことで気合い乗りが一気に増したか、馬なりのままそれぞれ同入に持ち込む抜群の動きを披露した。20日の日曜追いでも終い重点に脚を伸ばされ、3秒近く先行した相手に同入している。万全の態勢。 ローズキングダム 昨年は繰り上がりでこのレースを制覇。今年は文句なしの勝ちっぷりで連覇を目論む。前走天皇賞・秋は案外な成績に終わったが、シルポートの作ったハイペースに巻き込まれてのもので情状酌量の余地はあるだろう。17日は小牧騎手が手綱を取り(本番はメンディザバル騎手)、栗東坂路4F52秒2-1F12秒3(強め)と余力を残して好タイムをマークしている。デキ落ちはなく、一連の好調をキープ。 ペルーサ 久々だったこともあり、藤沢和厩舎としては異例のハード追いを課せられ挑んだ天皇賞・秋は3着。昨年より着順こそ落としたが、上がり脚はメンバー最速の3F33秒9を繰り出しており、改めて能力の高さを示した一戦だった。前走後はすぐに乗り込みが再開され、反動はほとんど感じられない。16日は横山典騎手を背に、美浦坂路でオープン馬レッドスパーダを0秒3追走。わずかに遅れ入線となったが余力たっぷりのまま敢えて追わなかったもの。伸び脚は軽快そのもので、好調は維持できている。 ウインバリアシオン 日本ダービーで2着、神戸新聞杯で2着、菊花賞で2着。後塵を拝してきた怨敵オルフェーヴル不在のレースで、悲願のGI獲りを狙う。激戦続きだが、前走の疲れは残らずに回復は早かった様子。16日は栗東ウッドで2歳500万下を追走、終い追われると3馬身突き放す貫禄の違いを見せた。5F66秒1-1F11秒9(一杯)と時計面も上々だし、ここでしっかり負荷をかけられているのは体調絶好の証だろう。若馬らしからぬ落ち着きがあり、古馬のように堂々としているのもいい。 ★【天皇賞・秋】ピンナ最終日の渾身騎乗! トーセンジョーダンGI初制覇【ジャパンC】(2010年)ブエナビスタが降着! ローズキングダムがGI2勝目!!【凱旋門賞】伏兵デインドリームが勝利! 日本馬2頭は無念の結果に…【ドバイWCデー】日本馬初の快挙!ドバイWCでヴィクトワールピサが優勝水・木は【ジャパンC】出走全馬の追い切りを「レース情報」に掲載!【ジャパンC】出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!
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