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【ジャパンC】ブエナビスタが昨年の雪辱を果たす

ゴール後、これまでの悔しさを晴らすかのように、ブエナビスタの鞍上・岩田騎手は高々と拳を突き上げた。

27日、東京競馬場で行われたジャパンC(GI、芝2400m)は、単勝3.4倍の2番人気に支持されたブエナビスタ(牝5、栗東・松田博)が中団待機から直線で鋭く脚を伸ばし、先に抜け出したトーセンジョーダン(牡5、栗東・池江)をゴール前で捕えて優勝した。勝ち時計は2分24秒2(良)、鞍上は岩田騎手。 レースはまず好スタートを切ったミッションアプルーヴド(牡7、米・チャタポール)が戦前の予想通りにハナを切る。続いて大外枠からトーセンジョーダン、内からトレイルブレイザー(牡4、栗東・池江)、トゥザグローリー(牡4、栗東・池江)などが追走した。ブエナビスタは中団の内6、7番手、凱旋門賞馬・デインドリームは後ろから3、4番手の競馬となった。 バックストレッチに入ってもミッションアプルーヴドが単騎で軽快に逃げたことで、1000m通過は61秒8と平均?やや遅めの流れ。馬群の外めを追走したペルーサ(牡4、美浦・藤沢和)は壁がつくれず折り合いを欠いていた。ここで状況を変えようと動いたのがウインバリアシオン(牡3、栗東・松永昌)。外から一気に2番手まで押し上げる大胆さを見せ、ここから徐々に全体のペースも上がっていく。 4コーナーに差し掛かるところでは後方に待機していた各馬の手が動き始め、直線に入ってからは横一杯に広がる末脚勝負に。坂下で早くも逃げたミッションアプルーヴドは失速し、これに代わって前に出たのがウインバリアシオン。しかし、これも長くは続かず、好位を追走していたトーセンジョーダンが渋太く脚を伸ばすと、残り200mで先頭に立つ。 「天皇賞・秋の勝利はフロックではなかったか」と思ったのも束の間、外に出して進路を確保したブエナビスタが猛然と追い込んでくる。一完歩ずつトーセンジョーダンとの差を詰め、残り100mで先頭に。かわされたトーセンジョーダンも必死の抵抗を見せるものの及ばず、結果的にブエナビスタが堂々と最初にフィニッシュテープを切った。 「ブエナビスタの本来の走りが見せることができた。これまで本当に悔しいレースが多かったが、今日は良いレースができたと思う」とレース後に岩田騎手が話したように、昨年のジャパンCでの降着以降、常に1番人気に支持されながら1つも勝ち星がなかった。それだけに、辱(はじ)を雪(すす)ぐ、まさに雪辱を果たす会心の走りだった。 2着は天皇賞・秋を制しながらも6番人気と評価の低かったトーセンジョーダン、3着には14番人気のジャガーメイル(牡7、美浦・堀)が入り、古豪の意地を見せた。なお、1番人気に支持されたデインドリーム(牝3、独・シールゲン)は直線で大外から脚を伸ばすも6着までが精一杯。3番人気のペルーサは最下位に敗れた。配当は単勝340円、馬連2,300円、馬単4,180円、3連複80,880円、3連単324,680円。勝ったブエナビスタは父スペシャルウィーク、母ビワハイジ(母父Caerleon)という血統。 ※詳しいレース結果はコチラ【天皇賞・秋】ピンナ最終日の渾身騎乗! トーセンジョーダンGI初制覇【宝塚記念】まさに人馬一体の勝利! アーネストリーがGI初制覇!!【ヴィクトリアM】アパパネがブエナビスタをクビ差凌ぎGI5勝目!重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見!気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!
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