おしらせ
【ステイヤーズS】アンカツの手綱捌きに期待! ビートブラック
栗東 坂路 良 一杯 51.4-38.0-25.4-13.1 休み明けの京都大賞典でローズキングダムの2着に好走したビートブラック。その走りが認められ、前走のアルゼンチン共和国杯では2番人気と高い支持を集めた。レースは後方からの苦しい戦いを強いられたが、勝負どころのモタつきが最後まで響き結局5着で入線を果たすのが精一杯。手綱をとった松岡騎手はレース後に「直線に向いてオウケンブルースリと一緒に動いて行こうとしたんですが、すぐに反応できなかった分、向こうに先に出られて進路を内に切り替えるしかなくて……。その点が痛かった」と悔しさを滲ませた。重賞制覇はまたしても“お預け”となってしまったが、2年前の菊花賞では3着と実力は証明済み。「長い距離の方がいいタイプ」(中村師)なだけに、3600mの長丁場で悲願成就があっていい。 20日から栗東坂路で乗り込みを再開すると、この中間は併せ馬など意欲的なメニューで調整。陣営の期待に応えるように、稽古を重ねるごとに状態は良化曲線を描いている。今朝(30日)の最終追い切りは坂路で併せ馬を敢行。ショウナンハヤブサ(2歳未勝利)を3馬身ほど追走する形からスタートした。前半から素軽いフットワークで坂を駆け上がると、残り2F付近で僚馬をキャッチ。最後は鞍上・安藤勝騎手のゲキが入るとグッと重心を下げ、そのまま馬体を並べたままフィニッシュした。馬なりの格下馬に脚色こそ大幅に見劣ったものの、ビート自身の動きは迫力満点。馬体の張りも増し、叩き良化型タイプなだけあって気配は順当に良化している。 「今季は帰厩した時から状態が良かった。坂路ではそんなに動くタイプじゃないし、時計的にはこんなものでしょう」と話すのは稽古を見守った中村師。「今回は癖を掴んでいるジョッキー(安藤勝騎手)になるのも心強い。力を出し切ってくれると思っています」と京都大賞典で好成績を残した名手の手腕に託す構えだ。 ★【アルゼンチン共和国杯】格上挑戦トレイルブレイザーが重賞初制覇 ビートは5着に敗れる ★【京都大賞典】59キロでも強い! ローズキングダムが完勝 2着にビートブラック ★【ステイヤーズS】出走予定馬全頭の追い切りは要チェック!! ★データで斬る! 【ステイヤーズS】のUMAJINデータ班の見解も必見!
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