今週の2歳戦「ここが見どころ」

来週、再来週の2歳GI直前ということだけあって、今週はオープンクラスのレースはなし。まずは500万特別の注目馬からピックアップしていこう。 葉牡丹賞からは百日草特別2着のクラウドチェンバー（牡、美浦・萩原）。萩原師からは「前走はもうひとつ終いで伸びきれなかったが、テンションが高く、道中でハミを噛んでいたからだろう。今回はテンションを意識して調整したから、前走時よりも落ち着いて臨める。初距離でも折り合い次第で期待はできる」と話が聞けた。 千両賞ではここを使って朝日杯FSを視野に入れるオリービン（牡、栗東・橋口）に注目が集まる。京王杯3着後の中間は栗東坂路で2本の時計。今週は強めに追われる古馬1000万のシャイニーホークを0.5秒追いかけ、0.2秒の先着を果たした。終いはエラーだったが、53.0?38.2?24.9?計不の時計を一杯に追われてマークした。これくらいの稽古内容をやっていれば、いい状態で臨めそうだ。 ポインセチア賞ではコリンブレッセ（牡、栗東・吉田）が中心だろうか。2戦目の勝ち上がりとなった前走は後続に4馬身差をつける完勝。高島助手からは「前走は最後に流すほど余裕ある内容。未勝利クラスではモノが違っていましたね。中間もさらに力をつけた印象で、スピードとパワーを合わせ持っています。素質からここも楽しみ」とコメントが聞けた。 ジョーオリオン（牡、美浦・田村）陣営からは「先週のからまつ賞は無念の除外。出走できる公算の方が断然大きかっただけに残念というか、肩すかしを食らった感じだった。新馬戦で圧勝したことで能力の高さを知ることができたし、ダート路線ではかなりのところまで目指せる器だと思っている。気の早い話だが、来春はユニコーンSからジャパンダートダービーへ進みたいと考えているし、できるだけ早いうちに2勝目を上げたいところ。なので先週の除外は痛かったが、今週は阪神にダート2歳500万の鞍があるので、遠征することに。WSJSの開催日なのでトップジョッキーが集まっていたし、その中から横山典に依頼。スピードがあるので距離の1400mは心配していないが、初めての長距離輸送なので不安があるとしたら、環境の違いに戸惑わないか、その点だけだろう」とじっくり話が聞けた。 日曜中山には平場の500戦も組まれている。ここは芝重賞を使ってきたゲンテン（牡、栗東・矢作）の初ダートに注目が集まる。米国産の外国産馬だけにダートも問題ないと思われるし、栗東坂路での最終追い切りも52.6?12.8を強めでマーク。一杯におわれた新馬セシリアを先着させるかたちで、体調そのものは良さそうだった。このレースでは前走で8馬身差の圧勝を収めたストリートハンター（牡、栗東・角居）あたりが怖いところだが、こちらも5カ月近い休み明けがどうかというところ。 新馬戦ではまず土曜中山5Rが注目の1戦。評判2頭の対決となりそう。祖母にビワハイジを持つ良血アロヒラニ（牡、美浦・久保田※写真）について尾形助手からは「気性面ではまだヤンチャなところがあるけど、仕上がってデキは十分だし、走りがしっかりしている。いい素質があると思いますね」とコメント。また、先週にもデビューする予定があったが、万全を期してスライドとなったサトノジュピター（牝、美浦・堀）の陣営からも「順調に稽古を積んできました。やや気の難しいところがありますが、反応がいいですし、走り出せば素直になります。初戦から力は出せると思いますよ」と色気を持ったコメントが聞けた。 日曜中山6Rではコスモフルハート（牡、美浦・手塚）に注目。手塚師は「まだ緩いところがありますが、能力は水準くらいありますね。相手関係とダート適性をみてこの条件でデビュー。療養中の松岡も乗りたがっていたくらいですから、期待を持っています」と話してくれた。 土曜阪神5Rでは週中のニュースでもサダムパテックに先着したとお伝えしたハクサンムーン（牡、栗東・西園）がかなりの人気を集めそうだ。今週も栗東坂路で51.5?37.0?24.0?11.9。終いの時計が優秀なことからもわかるように、古馬1000万ウエスタンハピネスを1.6秒置き去りにしてしまった。西園師からも「ゲートもまずまず速いし、追ってからがしっかりしている。楽しみだね」と期待のコメントだった。 日曜阪神5Rからはすでにジェラルド（牡、栗東・友道）をニュースで紹介しているが、ここではアダムスピーク（牡、栗東・石坂）をピックアップ。最終追い切りは栗東坂路で、今週同日ダートの新馬戦（日曜阪神6R）でデビュー予定の僚馬ヴェルメリオ（牡、栗東・石坂）との併せ馬。ともに一杯に追われ、53.6?39.5?25.9?12.7の時計でアダムスピークが0.2秒追走から1.1秒先着となった。馬場適性の差もあるだろうが、ヴェルメリオもヴァーミリアンなどの弟で人気を集めそうな1頭。それに大差先着なら期待もふくらむのではないだろうか。 さて、今年の競馬も残すところ1開催。UMAJIN-POGも有馬記念当日をもって、参加・指名受付を終了することになるが、現在のところ参加者全体の80%が指名枠を残している（参加登録のみ0頭指名ユーザーを含む）。残り4週なので、しっかりと情報を集め、計画的に指名枠を埋めておきたいところだ。また、まだ参加登録をしていないという方でも、来期POGへの予行練習として参加してみてはいかがだろうか。 ★今週も良血新馬がスタンバイ。現在も新規参加者受付中の「UMAJIN-POG」なら、今からでも優勝賞金・豪華賞品が狙える！エントリーはこちらから

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