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【阪神JF】有力馬1週前追い切りレポート
最強2歳牝馬の決定戦となる第63回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、芝1600m)が今週末の日曜日、阪神競馬場で開催される。この一戦に出走を予定している若き乙女たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! アイムユアーズ 夏の函館2歳Sで2着。休み明けだったファンタジーSでは8番人気という低評価だったが、中団から一気に末脚を伸ばし快勝を果たした。関東馬だが、ファンタジーS後はここへの出走一本に絞り栗東に滞在して調整されている。栗東入り当初は環境に馴染めず、気性の勝った悪い面が出ていたのだが、日に日に落ち着きが出てきており、現状はリラックスしている様子だ。11月30日は今回のパートナーを務めるメンディザバル騎手を背に栗東ウッドで2歳新馬を2馬身追走。道中はしっかり折り合い、直線に入っても余力たっぷりのまま同入フィニッシュとなった。時計は6F82秒5-1F12秒3(馬なり)。 やればいくらでも弾けそうな雰囲気にあり、前走以上の状態と見て良さそう。 エピセアローム 夏の小倉2歳S覇者。3カ月ぶりのぶっつけとなり、仕上がり具合が気になるところだ。栗東へは11月上旬に帰厩し、坂路でしっかり乗り込まれている。11月30日は栗東坂路で僚馬レッドクラウディア(2歳500万下)と併せられ、4F52秒6-1F12秒4(G前追う)をマーク。脚色劣勢での同入には不満が残るが、相手が稽古駆けするタイプなのを考えれば情状酌量の余地はあり、ここでしっかり負荷を掛けられたことを評価していいだろう。最終追いでビシッとやれば態勢は整ってきそうだ。 ファインチョイス 夏の函館2歳王者。復帰戦だったファンタジーSでは1番人気を裏切る3着に終わったが、叩かれての上昇ぶりは顕著だ。11月30日は栗東ウッドで3頭併せ。道中のタイムはモヤのため確認できなかったが、終いしっかり追われてラスト1Fは12秒0(一杯)の切れ味を披露。古馬1000万下らを4馬身以上突き放す上々の内容だった。馬体もすっきりと見せており、態勢は万全だろう。 ラシンティランテ 出世レースとされる500万下特別・白菊賞で、後続に3馬身差をつけての快勝。昇級戦がGIだが、勝ち負けに加われるだけの器の持ち主と言っていいだろう。中1週のため中間は速い時計を出していないが、回復は早かった様子で馬体減りもなく、トモの張り具合は前走時よりも良くなっているほど。落ち着き払っており、精神面で安定しているのが何よりいい。 アンチュラス ファンタジーSでは先行策から、直線でもうひと伸びを見せて2着に粘り込んだ。短期放牧明けをひと叩きされ、素軽さが出てきており相手強化のここでも上位争いに参戦できそうだ。11月30日は川田騎手を背に栗東ウッドでアルゴリズム(3歳1600万下)を追走。道中は馬の後ろで我慢することを覚えさせ、直線で弾けさせるとステッキも入る年長馬を尻目に脚色優勢で1馬身の先着を果たした。絶好の仕上がりぶりだ。 サウンドオブハート 新潟の新馬戦を圧勝後、続くオープン特別・芙蓉Sでは好位からスッと抜け出し快勝。ゴール前は押さえる余裕まであり、1馬身1/4という着差以上の強さを感じさせる内容だった。2カ月ぶりのレースになるが、放牧には出されず厩舎でじっくり調整されている。11月30日、栗東から駆けつけた武豊騎手が手綱を握り、美浦ウッドコースで単走。軽快な脚さばきはスピード感十分で、4角では大外を回ったにもかかわらず、直線を向いても勢いはたっぷり。ゴール前では矢のような伸び脚を見せ、豪快デモを終えた。馬体も迫力を増しており、デキは更に上向いている。 ★【ファンタジーS】関東からの伏兵アイムユアーズが直線一気の差し切り勝ち! ★【小倉2歳S】力の違いを見せたエピセアローム Dメジャー産駒初重賞制覇 ★【函館2歳S】上村騎手騎乗のファインチョイスが突き抜けて重賞制覇! ★水・木は【阪神JF】出走全馬の追い切りを「レース情報」に掲載! ★【阪神JF】出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!
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