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阪神ジュベナイルF出走馬1週前の様子

今週末は2歳牝馬GIの阪神ジュベナイルFが行われる。本日は美浦・栗東より報告された出走予定の有力馬について1週前の様子をお伝えしておこう。 アイムユアーズ(牝、美浦・手塚) 栗東滞在中。バネが利いた動きで、いい馬というのが第一印象。栗東入り当初は環境に馴染めず、ファルブラヴ産駒特有の気性の勝った悪い面が出ていたのだが、日に日に落ち着きが出て、今はリラックスできている。馬体に幅、丸みも出てきて、柔らかみにも溢れているし、栗東入りの効果は十分に感じられる。前走のデキからくらべれば確実に上向き。前走の勝ちもフロックではなさそうで、この馬が中心になると思う。 アラフネ(牝、美浦・高橋裕) 11月30日に美浦南ウッドで簑島騎手が騎乗し、68.8?52.6?39.4?12.5を一杯でマーク。5Fで3馬身追走して、直線で馬体を並べると、実戦さながらの追いくらべを披露。スパッと切れはしなかったが、最後まで乱れることなく真っ直ぐな伸び脚。身体もふっくらしており、1週前としては上出来だった。 アンチュラス(牝、栗東・安田) レースを使うたびにイラつく面が解消して、走りに集中できるようになっている。気性面での成長が窺えるし、馬体重こそ減ってきているものの、馬体に新馬当時のギスギスした感じがなくなってきた。逆に研ぎ澄まされてピンと張り詰めた雰囲気が出てきたし、動きにしても全身バネといった感じ。気負って走る面がなくなったことで、躍動感も出てきている。元々能力のある馬が実戦で力を出し切れるようになったとなれば楽しみ。 イチオクノホシ(牝、美浦・矢野英) 栗東滞在中。環境に馴染めないのかイラつき気味で、精神面で不安定なところがありそう。調整も軽目だし、腹目も寂しく見せている。飼葉も上がって、食べた物も身についていないのではないか。現時点では栗東入りの効果は感じられず、当日の馬体重に注意したい。 ヴィルシーナ(牝、栗東・友道) 抽選対象馬。この中間もしっかり乗り込まれているのだが、馬体に実が入らず、思うように肥えてこない。腹目は巻き上がり骨と皮といった印象で、馬体を薄く見せている。能力は秘めていそうだが、この馬体でGIを戦うのは酷かもしれない。 エイシンキンチェム(牝、栗東・高野) 前走時は放牧から馬体が痩せて戻ってきて、テンションも上がっていた。しかし、ひと叩きで見事に一変。馬体重は減っていると思うが張りが出て、連勝した頃のボリューム感も戻ってきたし、気負いもとれて、落ち着きも出てきている。ここまで心身両面で良くなれば、本来の力を発揮できるのではないか。水曜、日曜ときっちり時計を出せて、ハードな調整をこなせる点も強みで、実戦でも大幅に変わってきそう。 エピセアローム(牝、栗東・石坂) 休養させても馬体が大きくなった感じはなく、すでに出来上がっている。ただ、走る気持ちが前面に出過ぎて、テンションが高い点は気掛かり。精神面で不安定なところがあるし、ストレスが取り切れていないのかもしれない。馬体そのものはいいのだが、精神面の不安定さがレースに行って悪い方に出ないか心配。少なくとも思っていたほどは良くなっていない印象だ。 サウンドオブハート(牝、美浦・松山康) 11月30日に美浦南ウッドで66.0?51.0?37.1?12.8を馬なりでマーク。この馬の調教をつけるために、武豊騎手がわざわざ駆けつけた。軽快な脚さばきはスピード感十分。馬場の大外を回ったにもかかわらず、直線に向いても勢いはたっぷりで、ラストは持ったまま矢のような伸び脚。馬体もふっくらとしながら迫力を増しており、デキはさらに上向いている。 ジョワドヴィーヴル(牝、栗東・松田博) 抽選対象馬。トモの蹴りがケタ違いに強く、小柄な馬体でもバネが利いていてトビも大きい。体の使い方の上手さは天性的なものだろう。落ち着きがあって無駄な動きを一切しないのもいいところ。馬体は貧弱なのだが、これからの成長次第では姉ブエナビスタ級に化けるかもしれない。現時点でも出走が叶えば掲示板には載れるのではないだろうか。 トーセンベニザクラ(牝、美浦・柴崎) 栗東滞在中。環境の変化に戸惑っているのかイラついて、腹目も上がり気味で、ギリギリの体つきに映る。シャドーロールを着けて頭の高い走りもしているが、トモの蹴りが強く、バネの利いた小気味のいいフットワークをしている。瞬発力、切れを感じさせる動きはいいし、馬体を維持できるようなら楽しみもあるだろう。当日の馬体に注意したいところ。 トランドネージュ(牝、美浦・松山康) 抽選対象馬。2日に美浦南ウッドで53.4?39.1?12.6を馬なりで計時。前走後の初時計となり、無理せず4Fからだったが、スムーズな脚運びは数字以上のスピード感。馬体減りもなく、いい状態を保っている。ややテンションが高くなっている印象なのでそこがどうかだろう。 ファインチョイス(牝、栗東・領家) ひと叩きで馬体が締まったというよりも、しぼんできた感じ。筋肉が落ち気味で馬体を薄く見せているし、特に腰、トモ回り、下半身のつくりに物足りなさを感じる。テンションも上がり気味で牝馬特有の悪い面が出てきているので、食べた物が思うように身にならないのかもしれない。叩いた効果は案外だし、早熟タイプだったのかも、という印象も受ける。 プレノタート(牝、栗東・牧浦) 胸前、腰、トモ周りにも筋肉がついて、以前とは実の入り方が違うし、馬体に幅が出てきた。おかげで動きに力強さが出て、身のこなしも違ってきている。気迫、闘志も感じられるようになり、気持ちの面でもいい変化が感じられた。ここにきて父ジャングルポケットの良さが出てきた印象を受ける。 ラシンティランテ(牝、栗東・友道) 前走後の回復は早く、馬に落ち着きがあるし、牝馬ながらどっしりとして精神面で安定しているのが何よりいい。馬体減りもなく、トモの張り具合は前走時よりも良くなっているほど。背中の使い方が良くて動きもバネが利いているし、センスの良さも感じられる。これからが楽しみな馬。 レディーメグネイト(牝、栗東・飯田明) 今までは牝馬にしてはゴツい馬体をしていたが、今回は無駄肉がとれたのかスリムに見せている。その分、体をより大きく使い切れるようになり、動きにしても一段とスピード感を増している。それに今までは大人しかった馬だったが、気合乗りが良くなり、走る気持ちも感じられて、気性面での変化も感じられる。前走は案外の結果に終ったが、改めて見直しが必要になりそう。 ★【阪神JF】有力馬1週前追い切りレポート【メイクデビュー阪神5R】ディープ産駒のアダムスピークが余力を残して完勝【メイクデビュー阪神5R】ハクサンムーンが出遅れてもスピードの違いで楽勝
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