おしらせ
【土曜阪神メイン/ベテルギウスS】叩かれ立て直しに成功 モアオバー
今週土曜日、6回阪神開催3日目のメインレースには別定戦のベテルギウスS(OP、ダ2000m)が組まれている。 エーシンモアオバーが主役か。前走の浦和記念では果敢に逃げるも4着に敗れたが、それでも勝ち馬とはコンマ3秒差。約2カ月ぶりの久々であり、マイナス15キロと馬体が大幅減。まだ本調子ではなかったか。この中間は前走からの間隔が詰まっているため、速い時計を出したのは7日に行われた最終追い切り1本のみ。栗東ウッドコースで調整されたが、長め6Fから意欲的に追われて6F84秒8-3F38秒8-1F12秒2(強め)をマークした。小気味良いフットワークで遠征の疲れを感じさせない動き。馬体もどっしりと見せ、立て直しに成功した印象だ。悲願の重賞Vへ向け、まずはここで弾みをつけたい。 みやこS組最先着のキングスエンブレムも侮れない。今回と同条件で行われた1年前のシリウスSで重賞初制覇を果たすと、今年のシリウスSでも休み明けながら連対を確保。阪神ダ2000mは最も得意とする舞台であり、出走メンバー唯一のダート重賞馬ならば巻き返しがあっていいだろう。7日の最終追い切りは栗東坂路で行われ、パワフルな掻き込みで駆け上がり迫力満点。4F53秒6-1F13秒5(一杯)を計時した。時計は平凡だったが稽古で動くタイプではないので気にする必要はなさそう。毛ヅヤは冴えており、状態面での前進が窺えた。兄はGI9勝のヴァーミリアン。偉大な兄に近づくためにも、オープン特別のここで足踏みはしていられない。 メンバー最重量の59キロを背負うインバルコ。前走のみやこSでは8着と凡走したが、今年は8戦して複勝圏を外したのは2度のみと抜群の安定感が持ち味だ。7日の最終追い切りは初コンビを組むメンディザバル騎手を背に、栗東ウッドでミッキーリヒト(5歳500万下)と併せ馬。最後は熱の入った追い比べとなったが、力強く伸びて1馬身の先着でフィニッシュした。タイムは7F98秒4-3F40秒8-1F12秒9(一杯)。格下馬相手に手こずった印象だが、稽古駆けしないこの馬なりに走っている。状態は高いレベルで維持されていると見ていいだろう。外国人騎手が跨ったときの成績は【4.1.0.1】と好相性。今回も好走が期待できそうだ。 重賞3着の実績を持つサクラロミオだが、展開ひとつで上位進出が考えられる。最終追い切りは栗東ウッドで単走追い。余力を残しながらも軽快なフットワークで6F79秒5-3F38秒4-1F13秒5(強め)をマークした。約3カ月ぶりを叩かれて、型どおりに右肩上がりの良化曲線を描いている。馬体重が500キロ前後のときに好走する傾向があり、前回(490キロ)から大幅に増えているようだったら見直したい。 先週のジャパンCダート13着から連闘で挑むフリソ。2走前にはオープン特別で、そして3走前では交流重賞でともに2着と、実績からこのメンバーなら逆襲があっていい。この中間は軽めの運動に終始しているが、武田厩務員は「連闘でも疲れは感じません。オープンのここなら前進も」と自信を覗かせる。約1年ぶりの勝利を決められるか。 ★モアオバーの重賞制覇はまたもお預け 【浦和記念(浦和)】ボランタスが断然人気シビルを差し切りV! ★阪神ダ2000mで嬉しい重賞初制覇 【シリウスS】(2010年)良血開花! キングスエンブレムが快勝!! ★これがオープン3勝目 【ブラジルC】トップハンデもなんの! インバルコが連覇!! ★サクラロミオは重賞で3着に好走 【平安S】川田騎手が400勝達成の重賞V ★フリソは見せ場なく13着に敗れる 【ジャパンCダート】トランセンドが史上初のジャパンCダート連覇達成
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