おしらせ
朝日杯FS出走馬1週前の様子
今週末は2歳GIの朝日杯フューチュリティSが行われる。本日は美浦・栗東より報告された出走予定の有力馬について1週前の様子をお伝えしておこう。 アルフレード(牡、美浦・手塚) 8日、美浦南ウッドで82秒5?67秒2-52秒3-38秒4-12秒7を嶋田騎手が騎乗し、馬なりでマーク。古馬オープン馬を追走するかたちだったが、直線は一杯に追われる相手に対して、持ったままの手応えで圧倒。最後まで余力たっぷりに鋭く伸びた。馬体もひと回り大きくなって、これ以上ない態勢だ。 ヴァリアシオン(牡、栗東・西園) 抽選対象馬。どっしりとした重量感溢れる体つきで、動きも力強い。実戦を一度経験したことで、物見をするようなところもなくなり、走りにも集中できている。1勝馬だが、出走できれば楽しみがありそうだ。 エネアド(牡、美浦・戸田) 8日美浦南ウッドで67秒4-53秒0-39秒7-13秒7。師自らが跨り、馬なりで時計をマーク。5Fで1秒3追い掛ける意欲的な内容だったが、最後までブレることなく真っ直ぐな伸び脚を披露。一杯に追われる相手をきっちりと競り落として先着を果たしたように、確実な上昇を示している。 クラレント(牡、栗東・橋口) 馬体重は増えているのだが、牡馬にしては華奢で牝馬のような体つきをしているし、使うたびに細くなってきている印象。特に腹目は上がり気味で、腰、トモまわりの肉づきも物足りなく、下半身を薄く見せている。まだ馬体に芯から実が入っていないのではないか。使うたびにテンションも上がってきているし、実戦に行って折り合いがつくかどうか不安がある。能力は感じるが、本当に良くなるのは先ではないか。 サドンストーム(牡、栗東・西浦) この中間はしっかり鍛えられて、腰、トモまわりにいい筋肉がついてきた。馬体に幅を増し、逞しさも出てきている。動きにしてもトモの蹴りが力強くなり推進力が増して、追われてからも重心がグッと沈み、走るフォームが良くなっている。北海道から戻った前走時はイラつき気味だったのだが、今はリラックスして精神面も上向き。新馬当時とは馬が違うし、こちらが思っている以上に力をつけているようだ。 ショウナンラムジ(牡、栗東・矢作) 抽選対象馬。張り具合が良くなり、前走時とくらべると馬体にボリューム感が出てきている。ダンスインザダーク産駒特有のゆったりとした大きなフットワークで、動きにしても力強さが感じられる。落ち着きもあって雰囲気も良くなっているし、前走は案外の結果に終ったが、もっと走っていい馬だと思う。1勝馬だが見直しが必要になりそうだ。 スノードン(牡、栗東・安田) 首の使い方が上手くなっているし、身のこなしが実にしなやか。その分、トビも大きくなり、一段と素軽い動きができるようになっている。追ってからも瞬発力が出てきたし、闘志を表に出して精神面でも良くなっている印象。夏場を休養に充てた効果で、以前とは馬が違ってきている。 ダローネガ(牡、栗東・佐々木) ひと息入れられたが、馬体が締まったというよりも、筋肉が落ちてしぼんでしまったような印象を受ける。休養前はもっとどっしりとした重量感があったと思うが、そういったものが感じられない。動きにしても時計は出ても力強さに欠けるし、ひと息入れられた効果は案外。 トウケイヘイロー(牡、栗東・清水久) ひと息入れられたが、馬体の成長はあまり感じられない。ただ、放牧先で相当乗り込まれていたのが感じられて、緩みがなく仕上がりの良さは目につく。動きにしてもゆったりとした大きなフットワークで、体の切れ、追っての伸びがいい。物事に動じない落ち着きがあるし、古馬のような雰囲気すら感じられる。オンとオフの切り替えをきっちりできるのがこの馬の良さではないか。これがいい結果に繋がっているのだろう。 ネオヴァンクル(牡、栗東・音無) 父フレンチデピュティ、母父ティンバーカントリーという血統らしく筋肉隆々として、素晴らしい馬っぷり。ただ、頭の高い走法で、時計は出ても力まかせに走っているような印象。体の使い方がいまひとつだし、走りに集中し切れず、気性面の幼さも目につく。素質の高さは感じるが、本当に良くなるのは年を越してからではないか。 ヒシワイルド(牡、栗東・河内) 1走ごとに馬体重が増えてきているように、鍛えられた筋肉がつき、一段と馬体は肥えてきている。気合乗り、行きっぷりが良くなり、動きにしても迫力が感じられる。新馬当時とは馬が違ってきているのだが、ここにきて息遣い、息の入りが今ひとつで、もしかすると気管が悪くなっているのでは、との印象も受ける。 マイネルユリウス(牡、栗東・中村) 抽選対象馬。ひと叩きで馬体が締まって、見映えのする体つきになってきた。母父のシンボリルドルフの血が色濃く出ているのではないか。背中のいい馬で動きにしても全身を大きく使い切り、身のこなしが素軽く、躍動感も感じられる。大型馬だが重苦しさを全く感じさせない。幼さも抜けて、走る方に気持ちも向いてきている。今回は結果が出なくても、先々は走ってくる馬だと思うし、大きいところを狙える器に育つのではないか。 マイネルロブスト(牡、美浦・高橋裕) 7日、美浦南ウッドで簑島騎手が騎乗し、67秒1-51秒2-36秒8-12秒4を一杯でマーク。先週の併せ馬はややチグハグな内容になってしまったが、今週は一杯に追われて、力強い伸び脚が目立った。相変わらず反応の良さが目についている。 マコトリヴァーサル(牡、栗東・須貝) ひと息入れて立て直されたが、思ったほどの良化、成長は感じられない。以前にくらべると体つきを薄く見せているし、特に腰、トモまわりを寂しく見せている。切れ、力強さにも欠けて、使い出しの頃はもっと伸びのある動きをしていたと思うのだが…。小さくまとまってしまったような感じで、いい印象は受けない。 レオアクティブ(牡、美浦・杉浦) 7日、美浦南ウッドで63秒5-49秒6-36秒9-12秒4を馬なりでマーク。テンから抜群のスピード感で、直線に向いても勢いが衰えることなく、持ったままきっちりと伸びた。動き、馬体ともに柔らかみがあって、前走の状態をガッチリとキープしている。 ローレルブレット(牡、栗東・鶴留) 馬体減りはなく、疲れを全く感じさせない。動きにしても体の使い方がうまくて、バネの利いた素軽いフットワーク。気合乗りも良くなり、ここにきて気持ちの面でも上向いてきた感じ。大物感こそ感じないが、小柄でも前後のバランスが良く、均整のとれた体つきをしている。デキもいいようだし、ここに入ってもそこそこの競馬はできるのではないか。 ★【阪神JF】抽選くぐり抜け母仔制覇 ジョワドヴィーヴルが2戦目で載冠 ★【メイクデビュー中山】エクセラントカーヴが好位差し決める!
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