おしらせ
【全日本2歳優駿(川崎)】大出遅れもなんの!オーブルチェフが人気に応える
14日、川崎競馬場で行われた2歳ダート王決定戦・第62回全日本2歳優駿(交流GI、ダ1600m)は単勝オッズ1.1倍と圧倒的な1番人気に推されていたオーブルチェフ(牡2、美浦・萩原)が大きく出遅れながら道中で先団に進出し、直線半ばで先に抜け出していた2番人気メジャーアスリート(牡2、美浦・高木)を差し切って優勝した。勝ち時計は1分41秒6(重)、鞍上は中舘英二騎手。 ゲートが開いた直後、断然の人気を背負ったオーブルチェフが躓きあわや落馬寸前の大出遅れ。ヘヴンズパワー(牡2、川崎・内田勝)とメジャーアスリートの2頭が軽快に逃げ、縦長の展開で序盤は競馬が進む。大きく出遅れたオーブルチェフだが向正面でじわじわと進出、3コーナー手前で先団に取り付くリカバーぶりを見せる。4コーナーを先頭で抜けたのは道中2番手で進めていたメジャーアスリート。道中かなり脚を使っているはずのオーブルチェフだが抜け出したメジャーアスリートを力強く追走、直線半ばで差し切って先頭に立つ。メジャーアスリートも渋太く食い下がったが、結局3/4馬身の差をつけオーブルチェフが先頭でゴールインした。2着はメジャーアスリート。そこから3/4馬身の3着は道中4番手からじんわり伸びてきた3番人気ヴェアリアスムーン(牡2、栗東・田島良)が入っている。 配当は単勝110円、馬連220円、馬単260円、3連複560円、3連単1,040円。勝ったオーブルチェフは父Malibu Moon、母Chatter Chatter(母父Lost Soldier)という血統の外国産馬。芝の新馬戦は6着に敗れていたが、続く未勝利戦からはダートで無敗。これで4連勝となり通算成績を5戦4勝(うち重賞2勝)とした。 勝利ジョッキーインタビューで中舘英二騎手は 「(出遅れには)びっくりしました。仮に出遅れた場合は向こう正面で進出しよう、などと頭にはありましたがここまでとは。人間がパニクっているんですが、馬のほうに心配ないよと教えられたようなレース。馬に助けられました。もともとはスタートが巧い馬でまともならぶっぱなすところでしたが、不様な競馬になってしまいました。しばらく負けられない馬だと思います。応援よろしくお願いします」 と神妙な面持ちで愛馬に助けられての勝利、を強調していた。 ★久々のGI勝ち! オーブルチェフの鞍上を務めた中舘英二騎手の公式ブログはコチラ! ★前走は後続に8馬身差! 【北海道2歳優駿(門別)】オーブルチェフが人気に応え大圧勝!
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