おしらせ
【今週の重賞】[阪神C]ダノンファンタジーの連覇か、グレナディアガーズの巻き返しか
■12月19日、阪神競馬場で第16回・阪神C(GII、芝1400m)が行われる。
昨年の勝ち馬ダノンファンタジー(牝5、栗東・中内田)は連覇を狙う。5歳暮れのディープインパクト産駒の牝馬だが、前走スワンSで昨年当レース以来の勝利を飾っており衰えはまだ感じられない。今年は高松宮記念とヴィクトリアマイルでこそ勝ち負けの走りにならなかったものの、まともに出遅れてしまったGIII・阪急杯で5着を確保し前走・スワンSが1着。GII以下の重賞では力上位だし、阪神適性は折り紙付きだ。今回は前走と同条件の「阪神芝1400m戦」ではあるが、前走の別定戦から今回は定量戦へ。同じ55キロを背負うにしても、前走は1キロ余計に背負っており、今回のほうがアドバンテージがある。勝ち星を重ねられそうだ。
2頭出しとなる中内田厩舎のもう1頭グレナディアガーズ(牡3、栗東・中内田)は、マイルCSの13着からGII舞台で巻き返しを図る。その前走マイルCSはゆったりとしな流れが合わず行きたがってしまい、好位の外からレースを進めることになった。距離損と折り合い難が響いて最後は失速してしまった。敗因がマイルの流れにあるとすれば、今回の距離短縮は好材料だ。今回はC.デムーロ騎手が手綱を取る。阪神の2歳GIで2週続けて1番人気に推されながら勝ちに導けなかったうっぷんをここで晴らしたい。
3歳牝馬からはソングライン(牝3、栗東・林)が参戦する。これまで7戦中、馬券外になったのは桜花賞での15着のみ。これはスタート後にぶつけられてしまった不利が全てだったので参考外。続くNHKマイルCでシュネルマイスターにハナ差の2着に入ったが、勝たれたシュネルマイスターは後に古馬マイルGIで勝ち負けの競馬を繰り広げており、ソングラインの力量も相応に評価すべきだろう。実際、その後の牡馬古馬混合戦となった関屋記念と富士Sもそれぞれ3着と1着に好走してみせた。富士Sでは出遅れを挽回しての勝利で、メンタル面の成長も窺える。マイルCSは背腰の疲れが抜けきれず回避となったものの、体調優先でじっくり準備してきたのはむしろ好感だ。右回り実績がないのが難点だが、桜花賞の凡走は不利が祟ったもの。スムーズならやれていいだろう。
ホウオウアマゾン(牡3、栗東・矢作)も同世代に負けてられない。スワンS、マイルCSでは逃げの手を打って粘り込みを図り、それぞれ3着、5着。先行力が強みの当馬は坂井騎手とも手が合っている印象を受けた。今回はC.ルメール騎手への乗り替わりとなるのに加えて、古馬勢にも同型がいるのでハナに立たない可能性は十分にありそう。2番手追走が理想か。C.ルメール騎手へのスイッチで、これまでと違う立ち回りができるか注目だ。
ほか3歳馬からはスワンS4着のルークズネスト(牡3、栗東・濱田)や3勝クラスを快勝したヴィジュネル(牡3、栗東・渡辺)が参戦予定。古馬勢からは昨年も出走し4着だったサウンドキアラ(牝6、栗東・安達)、19年は当レース7着だったが今年はスプリンターズS3着と完成期を迎えたシヴァージ(牡6、栗東・野中)などが待ち構える。1番人気が不振のレースだが、グレナディアガーズはこれまでの傾向を覆せるか、例年通りに高配当となるのか、注目の重賞となる。
(Text:Funaki)
▽【関連リンク】
■有馬記念も無料!【競馬サロン】30日間無料&カレンダープレゼントキャンペーン
■【先週の結果】またまた10万馬券炸裂!絶好調「覆面馬主7号」氏 ターコイズSで3連複2万6380円&3連単10万7720円的中!
■【Weekly POG2021⇒2022】先週の結果を公開中!
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ