おしらせ
【兵庫ゴールドT(園田)】デビュー10連勝中のオオエライジンが中央勢を迎え撃つ
28日に園田競馬場のメインレースとして行われるのは、兵庫5頭、愛知・笠松・高知各1頭、中央4頭によって争われる第11回兵庫ゴールドT(交流GIII、ダ1400m)。力だけなら中央勢に分がありそうだが、今回は上下差8.5キロのハンデ戦だけに、一筋縄ではいかなそうだ。では、この一戦の展望をお届けする。 一時は極度の不振に陥ったものの、ここにきて交流重賞3連勝でJBCスプリントを制し、完全に勢いを取り戻したのが中央のスーニだ。JBCスプリント制覇後はひと息入ったが、先月下旬から時計を出し始めると、10日には栗東坂路で4F52秒0(一杯)、17日には栗東Cウッドで6F80秒4(一杯)と2週続けて好タイムをマークしている。態勢は万全で、今回もしっかり力を出し切れそう。初めて背負う59.5キロの斤量さえ克服できれば、上位争いも可能ではないか。 地元・兵庫勢の中では、デビューから無傷の10連勝中のオオエライジンに注目が集まる。近走はデビュー当初から見せていた圧倒的な勝ちっぷりは影を潜めているが、それでも負けてはいないだけに、勝負強さも持ち合わせているということだろう。中央の一線級と戦うのは初めてだが、底を見せていない魅力と、54キロのハンデでどこまで通用するのか注目したいところだ。 笠松からは、地方最強牝馬と言っても過言ではないラブミーチャンが参戦する。圧勝した前走は相手に恵まれたと言って間違いないが、この秋は東京盃でスーニから0秒2差の2着、JBCスプリントでスーニから0秒2差の4着に善戦しており、ここでも通用する力を持っている。中央勢が57.5?59.5キロを背負っていることを考えれば、55キロのハンデは恵まれたと考えて良さそうだ。 約3年ぶりのダート戦となるこのレースに進退を賭けるのが、中央のエーシンフォワードだ。阪神Cから中10日での参戦となることで中間は軽めの調整に終始するかと思いきや、25日に栗東坂路で4F53秒5(馬なり)をマークしている。「このレースで結果が出ればダート路線を使うが、結果が出なければ引退もあるかも」と陣営のこのレースに賭ける思いの強さが、攻めの仕上げに表れた形だ。久々のダート戦でハンデは58.5キロと楽ではないが、今後に繋がる結果を期待したい。 1番人気に支持されたカペラSで5着に敗れた中央のセイクリムズンは、鞍上に武豊騎手を起用して巻き返しを目指す。この中間は25日に栗東坂路で4F53秒1(馬なり)をマークし、27日にも坂路を軽く4F60秒9(馬なり)で一本。万全の態勢が整ったと言っていいし、59キロでも勝っていることを考えれば58キロのハンデなら自分の力を出し切ってくれそうだ。 ★一時は不調に陥ったスーニがGI制覇で完全復活 【JBCスプリント】一昨年の覇者スーニが再びダート短距離界の頂点へ ★短距離戦なら中央勢とも互角の力を持っている 【地方競馬トピックス】超短距離戦シリーズSSS 初代王者はラブミーチャン ★不調に陥ったGIホースが今回のレースに進退を賭ける 【マイルCS】エーシンフォワードが大混戦を抜け出してレコード勝ち!! ★今回は武豊騎手を起用して巻き返しを目指す 【かきつばた記念(名古屋)】得意の距離で断然人気セイクリムズンが完勝
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