おしらせ
【木曜中山メイン/中山金杯】アドマイヤコスモスがどこまで連勝を伸ばすか !?
2012年、JRAの開幕初日に中山競馬場で開催されるのが伝統のハンデ重賞・第61回中山金杯(GIII、芝2000m)だ。 芝ではいまだ無敗、中央へ再転入後は5連勝中のアドマイヤコスモスがどこまで連勝を伸ばすか、注目の一戦。前走・福島記念は抜け出した際にソラを使い、2着馬が迫ってくるともうひと伸び。着差以上の完勝といえる内容だった。稽古はいつも動く馬だが、前走時以上に素軽いフットワークを見せ、年末に坂路で速い時計を出した。3日にも終い重点に追われ、態勢は万全。展開に注文が付かないのも魅力で、ここも難なく突破するか。 逆転候補筆頭はダイワファルコンか。前走・ディセンバーSは、プラス10キロが堪えたか見せ場なく9着。気難しい面は相変わらずだが、今回はブリンカー着用で変わり身が見込めそうだ。3日には美浦のウッドで5F64秒8-1F12秒6(馬なり)という好時計をマーク。馬体は引き締まっており、ラストの伸び脚も力強かった。1800mがベストという印象だが、弥生賞3着があるように、中山なら2000mでもこなせるはずだ。 エクスペディションは、1番人気に推された中日新聞杯で4着。人気を裏切った形だが、万事休すと思われたところから、もう1度盛り返してきた点に価値がある。大晦日に浜中騎手を背にしっかりと負荷を掛けられ、年明けはオーバーワークにならないよう軽めの調整。休み明けを1度使われ、上昇カーブを描いている。直線に坂のあるコースでは勝利がない点は気になるが、もともとが叩き良化型。リベンジの態勢は整っている。 連覇を狙うコスモファントム。今年は重賞制覇の勢いをもって臨む。前走時は追い切りでの動きが今ひとつだったため、人気がないなかでの重賞制覇となったが、この中間は前走時とは雲泥の差といえる動きを見せている。31日に、単走ながら力強いフットワークで坂路を登坂。寒い時季は体調が安定するタイプで、確実に上昇カーブを描いている。連覇の可能性も十分だ。 フェデラリストは、目下2連勝中の上がり馬。特に、鋭い伸び脚で圧勝した前走は「重賞でも即通用」を思わせる内容だった。体質面が強化され、素質を存分に発揮できるようになった結果だろう。蛯名騎手が騎乗した最終追いは、美浦のウッドで4F55秒9-1F13秒1(馬なり)という時計。直線では持ったままで弾け、絶好の切れ味を披露した。数字以上のスピード感があり、馬体の張りもさらに厚みを増している。まだまだ大きな伸びしろを残しており、相性のいい中山なら重賞で通用してもおかしくない。 最後に1頭、取り上げたいのがネオサクセス。鈴木勝厩舎の解散に伴い、古賀史厩舎へと転厩し初戦を迎える。まだまだ手探りな状態での調整だが、美浦の坂路で流した程度の最終追い切りでも、終始引っ張りきれない手応え。全体時計も4F51秒4(馬なり)と、まずまずで、調子の良さは顕著だ。中山の2000mは条件的にも合っており、昇級戦になるが54キロのハンデなら侮れない存在だ。 ★初重賞は新潟の地! 【福島記念】アドマイヤコスモスが7連勝で重賞初制覇 ★前々走が圧巻! 【カシオペアS】関東馬ダイワファルコンがオープン初勝利 ★1番人気に推されたエクスペディションは… 【中日新聞杯】11番人気のコスモファントムが重賞2勝目
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