おしらせ
【土曜京都メイン/大和S】前走は8着 4歳牝馬アイアムアクトレスが巻き返す
今週土曜日、1回京都開催4日目のメインレースには別定戦の大和S (OP、ダ1400m)が組まれている。 注目は明け4歳となったアイアムアクトレス。約6カ月ぶりの競馬となった前走のギャラクシーSではそれまでの実績から3番人気に支持されるも、最後の直線で伸びを欠き8着に敗れた。鞍上の秋山騎手が「伸びかけて、最後は止まってしまった。休み明けの分ですかね」と振り返るように、さすがに半年ぶりの実戦では厳しかったか。前走のダメージは感じられず、年明けから乗り込みを再開するとこの中間はコース主体のメニューで調整。そして12日の最終追い切りは栗東の坂路に切り替えられ、単走で登坂した。テンからグイグイと飛ばすと、最後まで緩められることなくびっしりと叩き一杯に追われ、4F50秒5-1F11秒6(一杯)の好タイムを計時。チップを蹴散らし迫力満点の動きで、さらに終いのキレも鋭く、ひと叩きされて態勢は整ったと見てよさそうだ。昨春のデキに戻っており、巻き返しは必至。 前々走の霜月Sでオープン特別を勝利しているケイアイテンジンが対抗格か。前走のギャラクシーSでは自分の形に持ち込むも残り100m付近で力尽き、結局6着に敗れた。とは言え、今回出走するギャラクシーS組最先着のアドバンスウェイとはコンマ2秒差で、着順ほど負けたとは言えない。積極的にハナを主張する相手がいないだけに、ここで2走前の再現があっていい。実質の本追い切りは8日の日曜に栗東坂路で単走追い。終い重点のメニューで追われると、鞍上のゴーサインに瞬時に反応し、キビキビとしたフットワークで4F56秒3-1F11秒9(一杯)をマークした。そして12日の最終追い切りも坂路で行われ、渋った馬場の中、息遣いを確かめるように4F56秒3-1F13秒0(馬なり)を記録。この日も軽快な動きを披露し、馬体もスラッと見せ上々のデキに仕上がった。力を出せる状態にあるだろう。 昨秋から年末にかけて、500万の勝利を皮切りに目下3連勝でオープンクラスまで駆け上がったアルゴリズムの勢いは軽視できない。この中間は坂路とプールを併用し、入念な調整が重ねられてきた。全休日明けの11日に行われた最終追い切りは、栗東の坂路で4F52秒6-1F13秒4(一杯)を記録。ラスト1Fは時計を要したものの、最後まで集中した走りが印象的だった。デキは良い意味で平行線と言っていいだろう。左回りのダートが【0.0.0.3】なのに対して、右回りのダートはこれまで6戦して【4.1.0.1】と生粋の右回り巧者。さらに距離を今回と同じ1400mに絞ると【4.1.0.0】となり、一気に信頼度が増す。相性の良い舞台なら、ここも通過点になっても驚けない。 昨年は7戦して、すべてのレースで掲示板を確保。抜群の安定感が光るマルカベンチャーも上位食い込みがあっていい。12月の半ばから速い時計を出し始めると、帰厩後はここまで栗東坂路のみで調整されてきた。7日の土曜には一杯に追われて4F53秒2-1F12秒7を計時。そして今週(12日)は水分の含んだ馬場の中、しっかりとした脚力で駆け上がっており、活気ある動きを見せている。後方からの競馬のためどうしても展開に左右されてしまうが、ハマれば突き抜けてもいい。 オオトリオウジャは前走の武蔵野Sで12着に敗れたが、2走前には今回出走するトウショウカズンやメイショウデイムを破っているだけに、この敗戦だけで見限るのはまだ早い。先週の土曜日(7日)に栗東坂路で本追い切りを行い、力強く4F51秒4-1F12秒9(一杯)で登坂。加速はスムーズで、一息入れられたことを微塵も感じさせない動きで駆け上がった。11日の最終追い切りでも坂路で4F54秒3-1F12秒4(馬なり)をマークして好調ぶりをアピール。調整に抜かりはない。 ★アクトレスは8着 最先着はアドバンスウェイ 【ギャラクシーS】8番人気ヒラボクワイルドが波乱を演出 ★マルカベンチャーは再び3着 【室町S】レディルージュ待望のオープン初勝利 ★昇級のオオトリオウジャは12着に敗れる 【武蔵野S】ナムラタイタンが重賞初制覇 ダノンカモンはまた2着
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