おしらせ
【川崎記念(川崎)】重賞8連勝中のスマートファルコンがドバイ遠征に向けて始動
25日に川崎競馬場のメインレースとして行われるのは、南関・中央各5頭に高知2頭が加わり12頭によって争われる第61回川崎記念(交流GI、ダ2100m)。一昨年のJBCクラシックを勝ってから前走の東京大賞典まで重賞8連勝中のスマートファルコンに注目が集まるこの一戦の展望をお届けしたい。 年末の東京大賞典ではワンダーアキュートに3.5センチ差まで詰め寄られた中央のスマートファルコンだが、単勝1.0倍に支持された意地を見せて何とか勝ち切った。圧倒的な力に陰りが見えたとも取れる内容だったが、春に予定しているドバイ遠征を敢行するためには、ここも結果が求められそうだ。この中間は9日から時計を出し始め、栗東坂路で計3本のタイムをマーク。15日には4F52秒8(馬なり)を出しており、状態に大きな変動は見られない。意外にも川崎競馬場には初登場となるが、自分の力を出し切れればさらに連勝を伸ばせる可能性が高そうだ。 前走の浦和記念で交流重賞初制覇。ここにきて2連勝と勢いに乗っているのが地元のボランタスだ。川崎記念は09年、11年に参戦して5、3着。明け8歳になったが今が最も充実しているだけに、勢いに乗ってどこまで通用するのか注目が集まる。 勢いなら前走の名古屋グランプリで重賞初制覇を飾った中央のニホンピロアワーズも負けてはいない。中間の初時計となった13日に栗東Cウッドでいきなり6F81秒2-1F11秒7(馬なり)をマークすると、20日には酒井騎手が騎乗して6F79秒8-1F12秒6(一杯)という破格のタイムを叩き出している。状態の良さはメンバー中ナンバーワンと言っても過言ではなく、今回は初GI制覇の可能性まであるのではないかとまで思わせる。 そして、5年連続で川崎記念に参戦するのは船橋のフリオーソ。08?10年はフィールドルージュ、カネヒキリ、ヴァーミリアンの前に3年続けて2着という結果だったが、昨年は相手に恵まれたこともあって初めて同レースを制覇し、今年は連覇がかかっている。昨秋の日本テレビ盃を軽度の屈腱炎で回避した影響は気になるところだが、交流GI6勝と実績面では上位の存在だけに、完全復調していれば連覇も見えてくるだろう。 前走のベテルギウスSで1年2カ月ぶりの勝利を挙げた中央のキングスエンブレムも侮れない。前走後は楽をさせたが、年明けから本格的に始動。Cウッドと坂路を併用して入念に乗り込まれている。そして21日の最終追い切りは栗東坂路で4F54秒3(一杯)をマークして準備完了。元々坂路で時計が出るタイプではないが、この馬なりには走っており、力を出せる状態と言って良さそうだ。 スタートに難があるだけに最内枠は厳しい試練となりそうな中央のランフォルセだが、逃げて2着に善戦した東海Sのように、しっかりゲートを出れば見せ場以上の走りを見せることができそう。1にも2にも、この馬の場合はスタート。どんなスタートを切ってくれるのか、焦点はその1点だろう。 ★ワンダーアキュートと3.5センチ差の大激戦を制す 【東京大賞典(大井)】スマートファルコンがゴール前の激戦制し人気に応える ★今年で8歳になる古豪が交流重賞初制覇 【浦和記念(浦和)】ボランタスが断然人気シビルを差し切りV! ★単勝1.8倍の断然人気に応えて快勝 【名古屋グランプリ(名古屋)】ニホンピロアワーズが人気に応え重賞初制覇 ★川崎記念、かしわ記念を制して2011年の年度代表馬に 年度代表馬はフリオーソ 「NARグランプリ」表彰馬・表彰者が発表
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