おしらせ
【佐賀記念(佐賀)】兵庫所属のオオエライジンが堂々の主役
8日に佐賀競馬場のメインレースとして行われるのは、佐賀3頭、兵庫2頭、高知1頭、中央5頭の11頭によって争われる第39回佐賀記念(交流GIII、ダ2000m)。過去5年で3勝、今年は自身3連覇がかかっている武豊騎手も参戦する注目レースの展望をお届けしたい。 デビューから無傷の10連勝を挙げ、連勝がストップした前走の兵庫ゴールドTでもスーニ、セイクリムズンに次ぐ3着と力を見せた兵庫のオオエライジンに注目が集まる。前走後はこのレースを目標に順調に調整が進んでおり、初の2000m、佐賀への輸送さえこなせれば堂々の主役となりそうだ。 今年はやや手薄の中央勢だが、08年シリウスSを制しているマイネルアワグラスが名古屋グランプリ3着、川崎記念4着と復調気配を見せている。前走後は小倉競馬場に移動して調整され、5日の最終追い切りは小倉ダートで5F71秒8(馬なり)をマークしている。中1週での参戦となるが、好状態をキープしていると見て良さそう。小倉から佐賀への輸送は短時間で済むだけに、万全の状態でレースに挑めるだろう。昨年のこのレースは7着に大敗しているが、今年はもう少し走れていいのではないか。 そして、昨夏に芝の目黒記念、函館記念を連勝した中央のキングトップガンが久々にダート戦に参戦する。昨年末はジャパンC、有馬記念と厳しい競馬が続いたが、大きなダメージもなく1月中旬から乗り込みを再開。4日の最終追い切りは栗東坂路で4F53秒7-1F12秒4(一杯)の好内容を見せており、態勢は万全。通算4勝を挙げオープン特別でも3着に善戦した実績があるようにダート適性は問題なく、佐賀までの輸送、初めて背負う58キロの斤量の克服が好走へのカギを握りそうだ。 このレースをラッシュストリート、メテオロロジストに騎乗してここまで2年連続で制しているのが武豊騎手。その武豊騎手が今年騎乗する中央のタカオノボルは、3カ月ぶりの実戦となった平安Sをひと叩きされて雰囲気が良くなってきている。中間は1日に栗東坂路で4F55秒3(一杯)をマークすると、5日の最終追い切りは同じく栗東坂路で4F52秒4(馬なり)を楽々叩き出した。重賞勝ちこそないもののレパードSで2着に善戦した実績はあり、今回のメンバーなら十分上位争いに加われる可能性があるだろう。 年末の東京大賞典で5着に入着した中央のメダリアビートも、今回の相手関係なら足りていい。前走後はひと息入れられたが、1月下旬から乗り込みを再開すると、5日の最終追い切りは栗東坂路で4F53秒8(馬なり)を楽な手応えでマーク。追い切り本数は少ないが一応態勢は整っていると見ていいのではないか。 冒頭のオオエライジン以外で他地区から1頭挙げるなら、園田のホクセツサンデーだろう。ここまで通算【10.5.2.1】と複勝率94.4%を誇っており、昨春には交流重賞・兵庫チャンピオンシップで2着に善戦したこともある。交流重賞の舞台は久々となるが、持ち前の安定感で上位に食い込んでくる可能性がありそうだ。 ★連勝は10でストップもオオエライジンが3着に善戦 【兵庫ゴールドT(園田)】トップハンデもなんのその! スーニが意地見せる ★名古屋の名手がマイネルアワグラスを重賞初勝利に導く 吉田稔の手により弾けたアワグラス/シリウスS(2008年) ★8歳で本格化のキングトップガンが重賞を連勝 【函館記念】目黒記念もフロックではない! キングトップガンが重賞連勝 ★騎乗した武豊騎手はラッシュストリートで制した昨年に続いて連覇 【佐賀記念】メテオロロジストがレコードで交流重賞初制覇!!
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