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【フェブラリーS】テスタマッタが大外一気の末脚で中央GI初勝利

岩田騎手も“やってまった”と語るようにファンをアッと言わせる勝利となったテスタマッタ。

19日、東京競馬場で行われた第29回フェブラリーS(GI、ダ1600m)は、岩田康誠騎手騎乗で単勝24.3倍の7番人気だったテスタマッタ(牡6、栗東・村山)が、道中は後方待機から直線で大外一気の末脚を繰り出して堂々と先頭に立ち、最後はさらに後方から追い込んだシルクフォーチュン(牡6、栗東・藤沢則)に2馬身差をつけて快勝した。勝ち時計は1分35秒4(良)。 レースは、エスポワールシチー(牡7、栗東・安達)が先手を奪う勢いでスタートダッシュを決めるも一旦控えると、その内からセイクリムズン(牡6、栗東・服部)がハナに立ってペースを握る。その直後にトウショウカズン(牡5、栗東・領家)、グランプリボス(牡4、栗東・矢作)が続き、エスポワールシチーはその後ろまでポジションを下げた。 スタート直後の芝部分でスピードに乗り切れなかった人気のトランセンド(牡6、栗東・安田)だったが、バックストレッチで押して押してポジションを上げて勝負どころの3、4コーナーでは4番手まで進出。それにつられるように各馬が前掛かりとなり、直線入口では馬群がひと固まりとなった。 直線に入ると、道中で脚を使い切ってしまったトランセンドが早くも失速。エスポワールシチーは馬群の中で進路を失い、なかなか抜け出すことができない。そんな中で大外から一気に脚を伸ばしたのが、道中は後方で脚を溜めたテスタマッタ。さらに後ろからはシルクフォーチュンも脚を伸ばしたが、最後はテスタマッタが2馬身のセーフティーリードを保って先頭ゴールを果たした。 2馬身差の2着にシルクフォーチュンが流れ込み、さらに3/4馬身差の3着には中団待機から渋太く脚を伸ばした2番人気のワンダーアキュート(牡6、栗東・佐藤正)が入線。1番人気のトランセンドは7着、3番人気のエスポワールシチーは直線半ばで馬群から抜け出したものの5着止まりとなっている。 配当は単勝2,430円、馬連10,510円、馬単26,210円、3連複15,530円、3連単141,910円。勝ったテスタマッタは父Tapit、母Difficult(母父Concern)という血統。09年に交流GI・ジャパンダートダービーを制しているものの、中央でのGIは初勝利となった。 レース後岩田騎手は 「ゴールした瞬間は(テスタマッタとかけて)“やってまった”と思いました(笑)。結果的にはペースが速くなって後ろからの決着になったので、僕の馬にとっては良かった。馬は前回よりもたくましくなっていて落ち着きもあったし、申し分ない状態でした。能力は凄いものを持っていて、本当に騎手と馬の呼吸が合えばもっと良いパフォーマンスをできると思うので、今後もあの馬とケンカしないように話し合いながら乗りたいと思います。ファンの方もビックリされたと思いますが、またテスタマッタの走りを見に来てください」 と、笑いも交えて喜びを語ってくれた。 ※詳しいレース結果はコチラ ★意外にも中央の重賞制覇は初めてでした 【マーチS】テスタマッタがJRA重賞初勝利!! ★ダートの一線級を抑えGI初制覇 【ジャパンダートダービー】4番人気テスタマッタが勝利! ★過去には大きな故障も経験しました テスタマッタが骨折判明、全治3カ月
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