【弥生賞】有力馬1週前追い切りレポート

4日の日曜日、中山競馬場のメインレースとして行われるのが3着までに皐月賞の優先出走権が与えられるトライアル・第49回弥生賞（GII、芝2000m）だ。この一戦に出走を予定している有力馬たちのプロフィールを詳細レポート! アダムスピーク デビュー戦は余力たっぷりのまま2着に2馬身半差の快勝。中2週で臨んだラジオNIKKEI杯では序盤こそテンションが高く折り合いに苦労したが、直線では別格の瞬発力を披露し2着ゴールドシップ（後に共同通信杯勝ち）に1馬身半差をつける勝利を挙げた。これで無傷の2連勝。その2戦とも奥の深さを感じさせる勝ちっぷりだっただけに、クラシック本番での飛躍も大いに期待できそうだ。トライアルのここで、世代上位の力を見せ付けておきたい。中間は放牧で成長を促し、2月上旬から調教を再開。22日は栗東坂路でエピセアローム（3歳オープン）を追走、序盤の脚捌きは軽快だったが終い1F14秒4（一杯）と失速し、7馬身遅れての入線となった。そもそも稽古では目立たないタイプで、重い馬場に嫌気がさしたにしても、やや懸念の残る動き。今週どこまで変わってくるかに注目したい。 ベストディール 夏の札幌で新馬勝ち。続く札幌2歳Sは4着に終わったが秋の500万特別を快勝、休み明けの前走京成杯では勝ちに行く競馬から堂々押し切っての勝利と、順調な出世街道を歩んでいる。同舞台で重賞2勝目なるか。中間は短期放牧でリフレッシュ。ひとまわり成長して美浦に帰ってきている。22日は美浦ウッドで蛯名騎手が騎乗しての併せ馬。馬の気に合わせた内容だったため時計は5F70秒3-1F13秒4（馬なり）と平凡だったが、直線は一杯に追われる相手をアオり、持ったまま最後まで気を抜くことなく同入に持ち込んだ。馬体の張りもさらに良くなっており、前走からの上積みは確実。 アーデント オープン特別いちょうS勝ちの実績。休み明けの前走京成杯は好位からスムーズに進んだが、直線では手応えの割には伸びを欠き4着に終わっている。距離が長かった印象もあるが、叩き2戦目の変わり身があれば克服があっていい。中間は厩舎に置かれ、プールとコース追いを併用し、じっくり調整されている。22日は駆けつけた藤田騎手が手綱を握り、美浦ウッドでフィフスペトル（6歳オープン）を追走。直線ではインに潜り込むと、一杯に追われて力強い伸び脚を披露し半馬身の先着。相手に余力があったが、それでも抜群の内容だったと言える。前走時とは段違いの状態。 フェノーメノ 東京でのデビュー戦を快勝。続くホープフルSで1番人気に推されたが序盤の位置取りが悪く、エンジンがかかったころには大勢が決していた（7着）。前走東京の500万下戦はスピルバーグ（後に共同通信杯3着）を2馬身突き放して勝利しており、力は確実に世代上位。広いコースが向いていそうなタイプではあるが、クラシック本番へ進出するには、ここでもきっちり上位に食い込んでおきたいところだ。中間はここを目標にじっくりと乗り込まれ、追われるごとにパワーアップを果たしている印象がある。23日は美浦ポリトラックコースでベストアンサー（5歳500万下）を追走する併せ馬。長めスタートから軽快に飛ばし、直線はスッと反応して矢のような伸び脚から1秒2の大差先着を果たした。ゴール前で見せた勢いは歴戦の古馬にも引けをとらないほどの迫力で、時計も6F76秒9-1F12秒3（一杯）と優秀なもの。2カ月ぶりだった前走を叩かれての上積みは、かなり大きそうだ。 トリップ デビューから2連勝後に挑んだ前走ラジオNIKKEI杯で1番人気に推されたが、直線で切れ負けしアダムスピークに0秒5差の4着に終わっている。放牧からの帰厩後は上々の動きを見せており、22日は栗東ウッドでGI馬ジョワドヴィーヴル（3歳オープン）を0秒6突き放して先着。ゴール前の伸び脚はシャープの一語で、休養での立て直し効果が大いに感じられる。 ジョングルール 5日、芝2400mの500万下戦では2着馬を3馬身突き放して圧勝しており、スタミナ勝負になれば大きく浮上しそうな存在。22日は美浦ウッドでヴァルナビスティー（4歳500万下）を追走する併せ馬。直線で実戦さながらの追い比べとなり、追走した分抜け出すまでには至らなかったが力強い伸び脚から同入に持ち込んでいる。5F66秒6-1F12秒8（一杯）と時計も上々だが、レース後中1週でこれだけハードな内容をやれたことはもっと評価できるだろう。26日にも美浦ウッドでしっかり負荷をかけられており、元気一杯だ。 ★無傷の2連勝！ 【ラジオNIKKEI杯2歳S】アダムスピークが2戦目で重賞制覇 ★早めに抜け出しての快勝でした 【京成杯】久々もなんのその！　ベストディールが連勝で重賞初制覇 ★「2012-2013」シーズンの産駒データを早くも公開！　 「UMAJIN.net POG」ページはコチラ！ ★データ、全馬追い切り短評を掲載 【弥生賞】攻略は「UMAJIN.net」の「レース情報」コーナーにお任せ！

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