【チューリップ賞】ジョワド連外す波乱　伏兵ハナズゴールが大物食い

3日、阪神競馬場で行われたメインレース・第19回チューリップ賞（GIII、芝1600m）は4番人気の伏兵ハナズゴール（牝3、美浦・加藤和）が、道中は後方5番手を追走し、直線で馬場の外めに持ち出すと真一文字に伸び、並みいる重賞ウイナーに2馬身半の差をつけてゴール。重賞初制覇を飾った。鞍上はクリスチャン・デムーロ騎手。勝ち時計は1分35秒5（良）。 1番人気ジョワドヴィーヴル（牝3、栗東・松田博）が1.3倍の圧倒的1番人気。2番人気ジェンティルドンナ（牝3、栗東・石坂）が4.4倍。3番人気エピセアローム（牝3、栗東・石坂）が9.2倍。その後ろは37.2倍と、上位3頭に人気が集中した一戦。しかし勝ったのは関西3強ではなく、栗東に滞在していた関東馬だった。 レースは伏兵ショウナンマオ（牝3、栗東・須貝）が飛ばし、2番手にヒーラ（牝3、栗東・森）が位置取る。隊列はすぐに決まったが、ペースは上がらず、ゆったりと一団でレースは進んだ。 ジョワドヴィーヴルは、いつもより少し前め、6番手でレースを進める。それを見るような形で、ジェンティルドンナが内、外にエピセアロームが続いた。序盤は掛かり癖を見せていたエピセアロームも、前に壁を作ってからは中団で折り合い、3?4コーナー中間で浜中騎手が攻める。外をグーンと押し上げていき、先団に取り付いたところで最後の直線コースに入った。 外からエピセアロームが強気に仕掛け先頭へ。ジョワドヴィーヴル、ジェンティルドンナは内を狙うが、ともに前走時のようなスパっと切れる脚は使えない。エピセアロームが先頭に立ち、押し切るかと思われた矢先、さらに外から飛んできたのがハナズゴール。そのまま、一気に突き抜け後続に2馬身半の差をつけゴールした。 2着はエピセアローム、そこからクビ差の3着にジョワドヴィーヴルが入線。上位3頭には桜花賞への優先出走権が与えられる。なお、ジェンティルドンナは4着に敗れた。配当は単勝3,720円、馬連8,070円、馬単24,660円、3連複2,860円、3連単57,290円。勝ったハナズゴールは父オレハマッテルゼ、母シャンハイジェル（母父シャンハイ）という血統で、オレハマッテルゼ産駒は重賞初勝利。また、同馬を管理する加藤和宏調教師にとっても、嬉しい重賞初制覇となった。 ※詳しいレース結果はコチラ ★新馬戦も大穴でした！ 【メイクデビュー東京】11番人気ハナズゴールが大外から一気に！ ★POGがもっと楽しめる！3歳戦の陣営コメント満載！ 今週の3歳戦「ここが見どころ」 ★2012→2013シーズンもこれでばっちり！ 【POG】どこよりも早い2歳馬データがダウンロード開始！

Tweet

シェア