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フィリーズレビュー出走馬1週前の様子

今週末は桜花賞トライアルのフィリーズレビューが行われる。本日は美浦・栗東より報告された出走予定の有力馬について1週前の様子をお伝えしておこう。 アイムユアーズ(牝、美浦・手塚) 2月29日に美浦南ウッド(重)で84秒0-67秒7-52秒7-38秒3-12秒4を馬なりでマーク。武士沢騎手が騎乗してアルフレードとの併せ馬。3馬身先行したとはいえ、追われる相手に対して、最後まで持ったままの手応え。しなやかな伸び脚で終い12秒4と切れた。柔らかみのある馬体からも、仕上がりの良さが目立つ。 アイラブリリ(牝、栗東・福島) 馬体が肥えて厚みが増し、実が入ったようで、馬体そのものが大きくなった感じ。それに落ち着きも出てきているし、心身ともに成長が感じられる。滞在競馬の小倉でしか実績がなく、輸送競馬で力を出し切れるかどうかだが、今の充実ぶりなら克服できるかもしれない。 アンチュラス(牝、栗東・安田) 胸前に厚みが増して、腰、トモまわりには幅が出てきたし、実の入りが良くなり、休養前の華奢な感じがなくなった。気の強さは相変わらずだが、休養前にくらべれば大分マシになった。気性面での成長も窺える。全身バネといった動きはいかにもディープインパクト産駒で、ひと回りスケールアップしたように映る。休養の効果は十分あるし、これなら楽しみが持てそうだ。 イチオクノホシ(牝、美浦・矢野英) 栗東滞在中。先週の金曜に栗東入りしたが、前回の栗東滞在時と同様、環境の変化に馴染めない様子。テンションが高くイラつき気味で、昨年よりも酷いと思えるほどで、思うような調整ができていない感じ。体つきを見てもあまり成長した感じもないのだが、腰、トモ回りには筋肉がついて、丸みが出てきている。そのせいか昨年よりは動きにバネが感じられるし、身のこなし、動きそのものは悪くない。ただ、厩舎サイドとしてはまずはひと叩きして、環境の変化に馴染むのが先決との思いが強いのではないか。先週は同じく栗東滞在中の関東馬ハナズゴールが強い勝ち方をしたが、様子を見た方がいいと思う。 エイシンキンチェム(牝、栗東・高野) 弾力性に富んだ筋肉に覆われて、馬体の張り具合が良くなっている。丸み、ボリューム感も増した。動きにしてもバネ、素軽さが出て、リズム感が戻ってきている。リラックスして走る雰囲気も変ってきたし、新馬当時のいい頃の状態に近づきつつある。元々期待していた馬が復調気配となれば、注意が必要だろう。 エクセラントカーヴ(牝、美浦・堀) 1日に美浦南ウッド(重)で69秒2-54秒1-39秒8-13秒1を馬なりでマーク。弾むようなフォームから、直線はバネの利いた伸び脚を披露。数字以上のスピードがあって、躍動感に溢れている。動きは前走以上といえるだろう。 オメガハートランド(牝、美浦・堀) 1日美浦南ウッド(重)で69秒4-53秒6-39秒1-12秒9をゴール前、強めに追われマーク。ゆったりとした流れにしっかりと折り合い、直線は鋭い反応でグイッと先着を果たす。活気溢れる動きは好印象で、気配は前走以上だ。 コスモルーシー(牝、栗東・高野) 馬体に厚みがあり、牝馬にしては腹袋がドッシリして、しっかりしたつくりをしている。落ち着きもあるし、攻馬はあまり走らないが、実戦に行っていいタイプなのだろう。手先が軽く、身のこなしも軽快で芝向きのフットワーク。デキそのものも良さそうだし、あとはここに入って能力的に足りるかどうかだろう。 サトノジョリー(牝、栗東・松田国) 腹目が上がって、腰、トモまわりを寂しく見せているし、ダートで連勝してきた馬とはとてもではないが思えない。今回はレース間隔が詰まっているので余計に細く見せて、レース後の回復に手間どっているフシも感じられる。芝での実績もないので、さらなる上積みを期待するのはどうだろう。個人的にはもう少し間隔を開けた方がいいと思う。 ダームドゥラック(牝、栗東・領家) 馬体をキッチリ仕上げてきた解釈ができなくもないが、実の入りが今ひとつで、筋肉がつき切っていないようにも映る。それにテンションが高くイラつき気味で、心身両面で休養の効果は感じられない。成長力に欠ける感じだし、今回も一変を期待するのは酷ではないか。 ビウイッチアス(牝、美浦・武藤) 2月29日に美浦坂路(重)で49秒3-36秒0-23秒8-12秒3を馬なりで計時。軽快なスピードを披露すると、最後まで脚色乱れることなく真っ直ぐな伸び脚。手応えも十分に残しての4F49秒3は優秀だ。肌つやも良く、デキは悪くない。 ファインチョイス(牝、栗東・領家) この馬も放牧先でキッチリ仕上げられたと解釈できなくもないが、馬体をスッキリと見せて、筋肉がつき切っていないようにも映る。休養前からさらに良くなったとは正直言い難い。それにテンションが高く、精神面でも物足りなさを感じる。動きそのものはいいのだが、元々調教駆けするタイプで特に強調はできない。休養の効果は案外で、もしかしたら早熟型かもしれない。 プレノタート(牝、栗東・牧浦) 前走後の回復が早くすぐに乗り出せたし、体つきを見ても肩先から胸前、背中から腰、トモまわりにかけて筋肉が一段と盛り上がるようについている。腹目もドッシリとして、牡馬のような逞しい体つき。動きにしてもパワーが溢れて、ここにきての充実ぶりは素晴らしい。気難しさは依然残っているが、それがレースに行っていい方に出ればアッと言わせるかもしれない。 ラシンティランテ(牝、栗東・友道) ひと息入れて立て直されて、疲れ、ストレスが解消したようで、今までと違ってリラックスできている。気持ちにゆとりが出たことで、食べたものが身につくようになったのだろう。胸前には厚み、腰、トモまわりには幅が出て、馬体そのものが大きくなったようにも思える。動きにしても力みが消えたことで伸び伸び走れているし、跳びそのものが大きくなっている。心身ともに成長が窺えるので、これなら本来の能力を存分に発揮できるのではないか。陣営からはここで何としてでも桜花賞の出走権を獲りたいという意気込みも感じられる。 レッドクラウディア(牝、栗東・石坂) 今までは馬体を細く見せて、いかにも牝馬らしいつくりをしていた。しかし、厚みが出て、実の入りが良くなり、見違えるような馬体で放牧から戻ってきた。落ち着きも出て心身ともに逞しくなり、ひと回りスケールアップした感じ。2勝はいずれもダートだが、馬体に柔らかみがあって手先も軽いし、血統的からは芝でも走れると思う。ここまで良くなっているのなら今回も楽しみが持てそう。 ★次年度POG用10年産駒全頭リストのダウンロードサービス開始!【弥生賞】得意の中山でコスモオオゾラが人気馬を一蹴!【チューリップ賞】ジョワド連外す波乱 伏兵ハナズゴールが大物食い
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