おしらせ
【中山牝馬S・最終追い(2)】師「いい感じです」ホエールキャプチャ など
昨年は牝馬3冠のすべてに出走し2着、3着、3着。惜しくもビッグタイトルにこそ手が届かなかったが、現4歳世代の牝馬では間違いなく力上位のホエールキャプチャが今年の始動戦を迎える。大目標のヴィクトリアマイルへ向け、幸先の良いスタートを切りたい。7日の最終追い切りは美浦の坂路でセコンドピアット(3歳500万下)を2馬身ほど追走。抜群の行きっぷりでパートナーをとらえると、終始楽な手応えのまま1馬身半突き放してフィニッシュした。タイムは4F49秒7-1F12秒4(馬なり)。脚捌きはキビキビとしており、加速もじつにスムーズ。約4カ月ぶりの競馬となるが、十分仕上がっている印象だ。「最終追いはいつも通り坂路で。楽に上がってきましたし、疲れもないと思います。いい感じですね」と田中清師はコメント。「3歳時は無冠に終わりましたが、古馬にもGIがありますから。そこに向けて一つでも上を目指して、頑張って欲しいですね」と自信あり気に応えてくれた。 昨秋の京成杯AH2着以降はここまで【1.2.0.0】。一時はスランプに陥っていたアプリコットフィズだが、復調した今なら3度目の重賞制覇があっていい。先月末には坂路で好時計をマークしているように、ここまで順調な調整が重ねられており、7日の最終追い切りは美浦ポリトラックでメイショウデューイ(6歳500万下)を5馬身ほど追走。一杯に追われる僚馬を尻目に、余力を残したまま半馬身先着で駆け抜けた。タイムは5F63秒9-1F12秒5(馬なり)。フットワークは素軽く、気配も良さそう。こちらも3カ月半ぶりの実戦となるが、力を出せる状態にあると見ていい。「馬がどっしりしてきた。奥手の血統がやっと本物になった感じ」と小島太師は成長に目を細める。「強い馬もいるけど、男馬相手にやってきているからね」とトレーナーの自信は最後まで揺るがなかった。 2年前のローズSではアパパネを撃破しているアニメイトバイオだが、その勝利を最後に勝ち星から遠ざかっている。複勝率100%の中山コースで、久々の美酒を味わいたい。7日の最終追い切りは後藤騎手を背に、美浦ウッドでディープスノー(4歳500万下)とロードラディアント(3歳未勝利)と3頭併せを敢行。直線でびっしり追われると、最後は最先着を果たしてみせた。タイムは6F81秒0-1F13秒3(一杯)。何とかオープン馬の貫禄を見せた格好で、やや余裕残しの仕上がりに映るも、管理する牧師は「反応は良く、満足のいく調教が出来ました」とデキに胸を張る。「馬体重は増えていると思いますが、成長分もあるので太め感はありません。ポン駆けの利くタイプなので初戦から期待しています」と力強く締めくくった。 ★1度は先頭に立つも、ホエールキャプチャは4着に敗れる 【エリザベス女王杯】圧巻の追い込みでスノーフェアリーが連覇達成 ★昨秋に完全復調をアピール! 【キャピタルS】アプリコットフィズがGI除外の鬱憤晴らす! ★データ、全馬追い切り短評を掲載 【中山牝馬S】攻略は「UMAJIN.net」の「レース情報」コーナーにお任せ!
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