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【中山牝馬S・最終追い(1)】イタリアンレッド併走馬千切ったが… など

併走相手を5馬身置き去りにしたが、時計はいまひとつだったイタリアンレッド。地力に期待だ!

昨年、牡馬を相手に七夕賞・小倉大賞典を勝利しサマー2000チャンプの座に輝いたイタリアンレッドはここが引退レースの予定。リフレッシュ放牧からの帰厩後、2月16日から速い時計を出し始めているが栗東では馬場コンディションが悪い状態が続いている影響もあって、中間の稽古内容は正直いまひとつだ。7日の最終追いは栗東坂路で併せた馬を5馬身千切り、これだけ見れば“一変”を思わせるが、相手が早々に息切れしたもの。時計は4F55秒5-1F14秒2(一杯)と振るわなかった。「テンションが高いが、動きは及第点。当日の落ち着きがカギ」と、石坂師は一定の評価を下しているが、やはり仕上がり状態には懸念が残る。トップハンデ56キロも楽ではない印象で、地力でどこまでやれるかだろう。 ブエナビスタ、レッドディザイアと鎬を削ってきた実力馬ブロードストリートは昨年暮れの愛知杯では0秒1差の2着、前走小倉大賞典でも0秒1差の5着と近走安定。復調気配に乗って、09年ローズS以来の重賞Vを目指す。中間は坂路とコースを併用して入念に乗り込まれ、好気配を維持。7日の最終追いは鮫島騎手が跨り、栗東ポリで追われ6F80秒9-1F12秒3(一杯)をマークした。長めから行きっぷり良く進んだ分ラストはやや伸びきれなかったが、それでも1F12秒3にまとめたあたりは状態の良さの証拠だろう。 今期復帰戦の京都牝馬Sでは6着と案外な走りだったレディアルバローザだが、4コーナーでゴチャつく不利があってのもの。叩かれた上積みを加味すれば大逆襲があっていい。連覇(昨年は阪神で開催)を目論む。中間の攻め気配は抜群で、キビキビした動きが印象的だ。7日、栗東ポリでの最終追いは輸送を考慮されセーブした内容となったが、ラストまで集中力を保った走りで6F79秒1-1F12秒3(馬なり)をマークし、手綱を握った福永騎手は好感触を得た様子だ。「中山への輸送は問題ないし、斤量が前走と同じなのもいいですね」と、笹田師は連覇へ意欲を見せていた。 ★昨年の七夕賞は中山での開催でした。 【七夕賞】夏女イタリアンレッドが重賞初制覇 ★データ、全馬追い切り短評を掲載 【中山牝馬S】攻略は「UMAJIN.net」の「レース情報」コーナーにお任せ!
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