おしらせ
【今週のバースデー】天才・ユタカ騎手が15日で43歳に!
今週(3月12日?3月18日)は9名の騎手と、3名の調教師が誕生日を迎えます。おめでとうございます! ○3月12日 ・岩田康誠騎手 12日で38歳を迎える。1991年に兵庫・清水正人厩舎からデビューした岩田騎手は、スタートセンスの良さや追える騎乗技術で当初から評判になっていた。その名を全国の競馬ファンへとどろかせたのは04年の菊花賞。8番人気のデルタブルースで同レースを制し、地方所属騎手として初のクラシック制覇という偉業を成し遂げた。兵庫所属だった約16年の間に2941勝(13099戦)を挙げ、06年に中央競馬の騎手免許を取得。同年の春からJRAの騎手となる。移籍1年目から重賞3勝を含む126勝を挙げる活躍を見せると、翌07年の宝塚記念(アドマイヤムーン)で移籍後初となる中央GI制覇。その後も10年を除いて毎年3ケタ以上の勝利をマークするなど、中央のジョッキーを語る上で欠かせない人物となった。今年はすでに27勝を挙げリーディング争いの上位に名を連ねるなど、その勢いは止まることを知らない。通算成績は6430戦862勝、うち重賞は44勝(3月12日現在)。 ・小野寺祐太騎手 12日で22歳を迎える。丸山元気騎手や国分兄弟と同期の小野寺騎手は09年に美浦・伊藤正徳厩舎からデビュー。初騎乗は09年3月1日の中山5R(エアダーミ・5着)、13戦目となった同年3月29日の中山5R(キングヴィオラ)で初勝利を飾る。これは、初騎乗初勝利を挙げた松山弘平騎手に続き、同期の中で2番目の早さ。なお、今年から障害レースでの騎乗も始めており、今後の活躍に期待がかかるジョッキーの一人。通算成績は944戦19勝(3月12日現在)。 ・小林淳一騎手 12日で39歳を迎える。後藤浩輝騎手や上村洋行騎手らと同期の小林淳騎手は1992年に美浦・佐藤林次郎厩舎からデビュー。初騎乗は1992年3月1日の中山2R(ブランドアップ・4着)、同年3月21日の中山8R(メジロフェンディー)で初勝利を果たす。これまで数多くの波乱を演出しており、JRA史上2番目の高配当(1846万9120円、WIN5は除く)となった05年10月22日東京12Rではシンガリ人気のゼンノエキスプレスを勝利に導いている。これ以外にも、17番人気のピンクカメオが勝利した07年NHKマイルCでは、同騎手が手綱をとったこれまたシンガリ人気のムラマサノヨートーが3着に激走。3連単973万馬券の立役者となっている。通算成績は7822戦298勝、うち重賞は3勝(3月12日現在)。 ・宮崎北斗騎手 12日で23歳を迎える。浜中俊騎手や丸田恭介騎手らと同期の宮崎騎手は07年に美浦・高市圭二厩舎からデビュー。初騎乗は07年3月3日の中京2R(オリジナルカラー・3着)、そのオリジナルカラーで初勝利を挙げている(同年4月21日福島3R)。セラフィックロンプでの活躍が印象深く、人馬ともに重賞初挑戦となった08年の愛知杯では16番人気と低評価だったが、戦前の下馬評を覆し重賞初制覇を果たす。その後も10年愛知杯で勝利、牝馬重賞で2度の2着など息の長い活躍を見せ、引退前には自身のブログで「僕にとっては、この先何があっても一番思い入れの深い一頭になるんじゃないかなと思います」と胸のうちを綴っている。通算成績は2268戦95勝、うち重賞は2勝(3月12日現在)。 ・森秀行調教師 12日で53歳を迎える。1981年から栗東・戸山為夫厩舎で厩務員・調教助手として経験を積み、1993年に調教師免許を取得。同年に栗東トレーニングセンターに厩舎を開業する。初出走は1993年9月25日の中山9R(ミツルマサル・9着)、初勝利は同年10月24日の東京9R(ミツルマサル・延7戦目)。同年11月のジャパンCでは師匠である戸山元調教師から引き継いだレガシーワールドが制し、開業からわずか2カ月でGI初制覇を飾る。なお、これはGI最速勝利記録としていまだに破られていない。地方、海外問わず積極的に遠征を敢行することで知られ、1998年には管理するシーキングザパールでモーリス・ド・ギース賞を勝利。日本調教馬初となる欧州GI制覇の快挙を達成している。通算成績は5006戦539勝、うち重賞は42勝(3月12日現在)。 ○3月13日 ・森一馬騎手 13日で19歳を迎える。嶋田純次騎手や杉原誠人騎手らと同期の森騎手は昨年に栗東・松永昌博厩舎からデビュー。初騎乗は11年3月5日の阪神1R(ミスバイアモン・8着)、同年3月26日の小倉1R(スパークスフライ)で初勝利を挙げる。同期の中では初騎乗初勝利を挙げた嶋田騎手に続き、2番目の早さで初勝利を果たした。今年はまだ未勝利だが、先週末には自厩舎の管理馬であるローレルジャブラニで2着と惜しい競馬。なお、今年3度ある2着(前述のローレルジャブラニ含む)はすべて自身の所属する厩舎でのものとなっている。通算成績は243戦4勝(3月12日現在)。 ○3月15日 ・武豊騎手 15日で43歳を迎える。蛯名正義騎手や現在は調教助手を務める塩村克己元騎手らと同期の武豊騎手は1987年に栗東・武田作十郎厩舎からデビュー。これまで数々の記録を打ち立てており、日本ジョッキー界の第一人者だ。デビュー1年目から重賞を制し(京都大賞典など3勝)、2年目の菊花賞(スーパークリーク)でGI初制覇。19歳7カ月23日でのこの勝利は、最年少GI級競走勝利として今もなお破られていない。2年目には113勝を挙げ関西リーディングを獲得すると、その後は爆発的なペースで勝ち星を量産。07年7月21日小倉12Rでは岡部幸雄元騎手が記録していたJRA歴代最多勝記録(2943勝)を更新する2944勝目を挙げ、昨年6月4日東京10RではJRA通算3400勝を達成している。また、2年目から続いていた連続年度GI優勝記録は昨年途切れてしまったが(23年連続)、今年2月の京都記念を制したことで連続年度重賞優勝記録をさらに更新している。なお、阪神大賞典はこれまで8勝を挙げているが、今週末の日曜は中山での騎乗が決まっているため9勝目は来年以降になりそうだ。通算成績は17047戦3458勝、うち重賞274勝(3月12日現在)。 ○3月16日 ・田中健騎手 16日で24歳を迎える。前述の宮崎北斗騎手らと同期の田中健騎手は07年に栗東・浅見秀一厩舎からデビュー。初騎乗は07年3月3日の中京2R(ナナヨーウインド・11着)、同日に行われた中京6Rで所属厩舎管理馬のメイショウセレットで初勝利を果たす。10年ファンタジーSではデビューから手綱をとり続けていたマルモセーラに騎乗し重賞初制覇。1カ月後の阪神JFでも同馬とコンビを組み、GI初騎乗を記録している。通算成績は1546戦66勝、うち重賞1勝(3月12日現在)。 ・栗田徹調教師 16日で34歳を迎える。02年にJRA競馬学校厩務員課程に入学し、翌年からは美浦・萩原清厩舎で厩務員に。程なくして美浦・栗田博憲厩舎へ移籍、調教助手を務める。義父のもとで調教師としてのノウハウを学び、11年に調教師免許を取得。同年美浦トレーニングセンターで厩舎を開業した。初出走は11年3月20日の阪神1R(ヒダカアルテミス・10着)、同年4月9日の小倉7R(ジュモー・延7戦目)で初勝利を挙げる。開業から約半年後の10月、エーデルワイス賞で地方交流重賞初制覇を達成した。通算成績は172戦9勝(3月12日現在)。 ○3月17日 ・藤岡佑介騎手 17日で26歳を迎える。川田将雅騎手や吉田隼人騎手らと同期の藤岡佑騎手は04年に栗東・作田誠二厩舎からデビュー。初騎乗は04年3月6日中京2R(シルクマイスター・3着)、翌週の3月13日中京1R(アスカクイーン)で初勝利を挙げる。1年目から35勝を挙げ、JRA賞(最多勝利新人騎手)を受賞。翌05年の京都牝馬Sでは実父である藤岡健厩舎管理馬のアズマサンダースで重賞初制覇を果たし、競馬学校を卒業した同期の中ではこれが最速の重賞勝利となった。その後もほぼ毎年50勝以上をマーク、重賞でもコンスタントに結果を残すなど若手の有望株に成長。JRAではGI勝利こそまだないが、10年JBCスプリント(サマーウインド)では地方のGI初勝利を成し遂げており、悲願の中央GI制覇も時間の問題だろう。通算成績は5594戦464勝、うち重賞は20勝(3月12日現在)。 ○3月18日 ・鈴木慶太騎手 18日で29歳を迎える。松岡正海騎手や石橋脩騎手らと同期の鈴木騎手は03年に美浦・藤原辰雄厩舎からデビュー。初騎乗は03年3月8日の中山2R(アポロンビレッジ・15着)、同年5月17日の新潟11R・白馬岳特別(リワードゲイン)で初勝利を挙げた。2年目からは精力的に障害競走でも騎乗。また、昨年から美浦・小西一男厩舎所属となり、騎乗数が増加傾向にある。通算成績は416戦8勝(3月12日現在)。 ・西橋豊治調教師 18日で62歳を迎える。1970年に栗東・佐藤勇厩舎から騎手としてデビュー。通算1868戦136勝という記録を残して1989年に引退する。その後は栗東・菅谷禎高厩舎にて調教助手を務めると、1994年に調教師免許を取得。同年に栗東トレーニングセンターに厩舎を開業する。初出走は1994年11月26日の京都9R(ハードコウセン・2着)、同年12月10日の阪神8R(ムービングシーン・延7戦目)で初勝利。1998年のファンタジーSを管理馬プリモディーネで勝利し重賞初制覇を飾り、半年後の桜花賞も同馬が制しGI初勝利を果たした。その後はやや停滞気味の成績が続くも、08年京都新聞杯をメイショウクオリアが勝利。久々の重賞ウイナー誕生となった。通算成績は3306戦161勝、うち重賞は3勝(3月12日現在)。 通算成績はJRAのみ。 ★岩田騎手「やってまった(笑)」 【フェブラリーS】テスタマッタが大外一気の末脚で中央GI初勝利 ★さすが世界のTake! 【京都記念】ユタカマジックに導かれトレイルブレイザーが快勝 ★今週ユタカ騎手はこのコンビでフラワーCに 【セントポーリア賞】1万7000回騎乗の武豊騎手が勝利 ★先週のバースデー ダービージョッキー・安田隆行師が誕生日
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