【名古屋大賞典（名古屋）】断然人気ニホンピロアワーズが圧勝

22日、名古屋競馬場で開催された第35回名古屋大賞典（交流GIII、ダ1900m）は、断然の1番人気だったニホンピロアワーズ（牡5、栗東・大橋）が、好位追走から直線では後続を大きく突き放して圧勝した。勝ち時計は2分1秒4（稍重）、鞍上は幸英明騎手。 ほぼ揃ったスタートとなったが、2番人気エーシンジーライン（牡7、栗東・坂口）が枠なりに先手を奪い切り、差のない2番手でニホンピロアワーズ、外め3番手で4番人気のダイジンオレンジ（牡7、栗東・庄野）、インの4番手をボレアス（牡4、栗東・吉田）が追走し中央勢独占の状態で先団を形成する。 小回りのレースとあって隊列に大きな変化がないまま最終3コーナーを過ぎると、手応え十分のままニホンピロアワーズが先頭に躍り出て直線に突入。ニホンピロアワーズの脚色は衰えず、後続との差は広がる一方に。結局2着に6馬身差をつけ、ニホンピロアワーズが悠々と先頭でゴールインした。2着はダイシンオレンジ、そこから3馬身差の3着にエーシンジーライン、さらにそこから3馬身差の4着がボレアスと中央勢が上位を独占する結果となっている。地方馬最先着は5着のリワードレブロン（牡4、高知・雑賀正）。 勝利騎手インタビューで幸騎手は「久しぶりにこの馬に乗りましたが強くなりましたね。今日は跨って、（手綱を）引っ張っていただけでした。もっとゆっくり先頭に立つつもりでしたが、あまりにも手応えが良かったので早め先頭となりました。この馬の魅力は素直なところだと思います。皆さん応援してください」と、喜びのコメントを残している。 配当は単勝160円、馬連280円、馬単520円、3連複430円、3連単1,350円。勝ったニホンピロアワーズは父ホワイトマズル、母ニホンピロルピナス（母父アドマイヤベガ）という血統。これで昨年の名古屋グランプリに続き重賞は2勝目、通算成績を17戦8勝（うち地方4戦2勝）とした。 ★前回の勝利も名古屋コースでした 【名古屋グランプリ（名古屋）】ニホンピロアワーズが人気に応え重賞初制覇 ★見解どおりの結果に 【名古屋大賞典・展望】名古屋グランプリの覇者・ニホンピロアワーズが主役

Tweet

シェア