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【産経大阪杯】有力馬1週前追い切りレポート
4月1日、阪神競馬場のメインレースとして行われるのが第56回産経大阪杯(GII、芝2000m)だ。この一戦へ出走を予定している有力馬たちの一週前追い切りの模様を詳細レポート! トーセンジョーダン 昨年後半は札幌記念勝ちを皮切りに、天皇賞・秋をレコードで制覇。続くジャパンCで2着、有馬記念で5着と充実のシーズンを過ごした。久々を苦にするタイプではなく、復帰戦でいきなり力を発揮していい。リフレッシュ放牧で激戦の疲れを癒し、栗東のカムバックは3月上旬。18日の併せ馬では動きに重さがあったが、22日栗東ウッドでの3頭併せではムチも入る猛ゲキにしっかり応えそれぞれに先着した。このひと追いで、ぐんと良くなってきそうだ。今回からコンビを組む岩田騎手も好感触を得た様子。 フェデラリスト 昨年秋に準オープンクラスを卒業すると明けて中山金杯、中山記念と重賞を連勝。母ダンスパートナーの素質馬が、一気の本格化を果たした。中間は厩舎に置かれ調整。22日は新コンビとなる横山典騎手(これまでの主戦蛯名騎手が負傷のため)が手綱を握り、美浦ウッドで単走となった。スピードの乗りが良すぎたため、予定よりも飛ばす形になったが、決して無理はしておらず、折り合いもスムーズ。馬場の外めを気分良く走り、ラストは流す余裕があったほど。時計は6F79秒5-1F13秒7(馬なり)と上々で、動きには硬さがなくここ一連のデキをしっかりとキープしている。 ナカヤマナイト フランス遠征帰りで、調整は楽ではなかっただろうが前々走のオープン特別・ディセンバーSで圧勝劇を演じた。続く前走AJCCでもルーラーシップにこそ突き放されたが、しっかり2着は確保。2つ目となる重賞タイトルをいつ手にしてもいい力量馬だ。中間はいったん放牧に出され、4日から追い切りを再開。追われるごとに時計を詰めてきており、調整は順調に来ている。21日は柴田善騎手が騎乗し、僚馬アクシオンを美浦ウッドで4馬身追走する併せ馬を敢行。徐々にピッチを上げ、直線では内に潜り込むと実戦を意識させる追い比べとなった。相手も実績馬だけあって必死の抵抗を見せるが、ナカヤマナイトは追われてからの反応がひときわ鋭く、ラストはきっちりと1馬身の先着を果たしている。抜群の気合い乗り。 アーネストリー 昨年の宝塚記念勝ち馬。当初は京都記念での復帰を念頭に調整されていたが、体調が整わずこちらに。1日から追い切りを再開したが、徐々に気配は上がってきており大きな影響はなさそうだ。21日は佐藤騎手が手綱をとり栗東坂路で4F53秒0-1F13秒0(一杯)をマーク。終いの伸びを欠いており、やや不満の残る内容だが、ここをしっかりやったことでさらに上昇しそうだ。 ショウナンマイティ 前々走鳴尾記念、前走の大阪城Sと続けてメンバー最速の上がり脚を繰り出し2着。相手強化の一戦になるが、末脚の破壊力は強烈なだけに展開がハマっての大外一気があって驚けない。22日は浜中騎手が跨り、栗東ウッドを単走。序盤はゆったり折り合い、終い重点に追われると抜群の切れ味を披露した。時計は6F85秒0-3F37秒2-1F11秒7(一杯)。メリハリの利いた内容には好感が持て、馬体の張りも抜群。久々の前走を使われての上積みは大きそうだ。 ローズキングダム 2010年のジャパンC覇者。昨秋、GI3連戦こそ振るわなかったが休み明け初戦の京都大賞典では59キロを背負って快勝している。今回も休み明けのGII、しかも斤量は57キロなだけにチャンスはありそうだ。休養からの帰厩後は坂路で入念に攻められており、徐々に活気を取り戻しつつある。21日は栗東坂路で4F53秒3-1F13秒6(一杯)。時計は平凡で、絶好時の迫力にはひと息といったところだが、馬体がしっかり戻っているのには好感が持てた。あとひと追いで態勢は整うだろう。 ★日本レコード更新のおまけつきでした 【天皇賞・秋】ピンナ最終日の渾身騎乗! トーセンジョーダンGI初制覇 ★データ、全馬追い切り短評を掲載 【大阪杯】攻略は「UMAJIN.net」の「レース情報」コーナーにお任せ!
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