おしらせ
【WIN5(5) 中山11R/ダービー卿CT】ハンデ戦だけに難解な一戦 好枠組に注意
4月1日、WIN5対象レースの5鞍目として行われるのが中山11R、古馬によるハンデ戦のマイル重賞・第44回ダービー卿CT(GIII、芝1600m)だ。発走時刻は15時45分の予定となっている。 地力ではマイル重賞2勝のガルボが最上位か。前走阪急杯は5着に敗れているが、位置取りが悪く包まれて行き場をなくしてのもので、力負けではなかった。スプリントGI高松宮記念は登録だけにとどめ、名より実を獲りに来た印象だ。中間は順調そのもので、最終追いでもポリトラックでラスト1F11秒5の切れ味を披露できており気配面にはなんら不安はない。ただし例年トップハンデ馬が大苦戦しているのがこのレース。WIN5で点数を絞りたいのなら、この馬を思い切って外すのも一策か。 朝日CC勝ちのあるミッキードリームも当然力は上。中距離巧者のイメージが強いが「マイルぐらいがいいはず」(音無師)と、昨年のマイルCSからマイル戦線へ乗り込んできている。ただ、休み明けの2戦はワンパンチ足りない走りが続き、中間の動きもいまひとつ。最終追いでは稽古駆けする馬が相手だったとはいえ騎手騎乗で遅れ入線と、使われての上昇度は強調しづらいところだ。走法的に道悪は苦手で、陣営からも土曜の雨による馬場悪化を懸念する声が聞こえている。7枠14番スタートということもあり、WIN5的には消したい1頭だ。 牝馬重賞2勝、京成杯AHで牡馬相手に2着した実績が光るアプリコットフィズは、休み明けの前走中山牝馬Sで1番人気を裏切った。しかし中間すぐに乗り出せているようにダメージは少なかった様子。最終追いでは素軽い動きを見せており、馬体の張りも抜群で上積みは大きそうだ。6枠12番、牝馬でハンデ55キロと楽ではない条件は並ぶが、外せない1頭になる。 中山マイルでは2戦2勝。それを含めて中山芝で5勝のダイワファルコン。前走中山記念は案外だったが、外枠スタートからコース取りの差が出たもので、流れひとつ違えば上位食い込みはあって良かった。反動はなく、中間しっかり負荷をかける稽古を消化。最終追いではウッドコースの大外を進みながら別組の併せ馬に追いつき同入を果たすなど、活気の良さは強調できる。「壁を作って、脚を溜めたい。とにかく内枠が欲しい」という陣営の願い通り、2枠3番に入った。逆襲のチャンス到来か。 ベストは1400mのイメージがあるオセアニアボスだが「折り合い面に進境」と、矢作師はマイルでもやれる手応えを得ている。前走後に短期放牧を挟んでいるが緩んだ雰囲気は皆無。最終追いでは手応えたっぷりのまま栗東坂路4F52秒2(馬なり)の好タイムをマークした。自分でレースを作れない脚質ではあるが、行きたい馬が揃ったメンバー構成なだけに展開利を得ての一発は考えておきたい。 道悪のなか行われた前走東風Sで、後続に3馬身半差をつけまんまと逃げ切ったのがツクバホクトオー。同舞台で土曜の雨が残りそうなコンディションとあれば、VTR再現の可能性は十分だ。攻めでは騎手騎乗でしっかり負荷をかけられており、使い詰めながらデキ落ちの不安はない。1枠2番と先手を主張できそうな枠を引き当てた幸運も無視できないところだ。 半兄にGI馬シャドウゲイトのサトノタイガーは2連勝と本格化の兆し。ここが古馬となって初の重賞挑戦になるが、ハンデ55キロならば一気の3連勝でタイトル奪取があって驚けない。「前走の疲れがあったので」(的場師)中間は軽めの調整に終始しているが、最終追いで素軽い動きは披露できており、勢いはなんとか維持。2枠4番と入った枠も悪くない。 賞金上位馬の回避により、11年の日本ダービー3着馬ベルシャザールのエントリーが叶った。昨秋にノドの手術が施され、ここが5カ月ぶりの出走で距離も自身初のマイル。常識的には狙いづらいところだが、ここ3週併せ馬で抜群の動きを披露しており気配は申し分ない。「ハンデ57キロは見込まれ過ぎ」と松田国師はこぼしているが能力の違いであっさり、の可能性もあるだけに要警戒の1頭だ。 ★編集部員・高津の予想も必見!!> 「WIN5マニアの2億円事件」は土曜18時に更新! ★WIN5対象1レース目の見解 【WIN5(1) 中山9R/春風S】混戦模様も久々トシキャンディが中心か ★WIN5対象2レース目の見解 【WIN5(2) 阪神10R/マーガレットS】人気4頭中心も伏兵の一発に警戒 ★WIN5対象3レース目の見解 【WIN5(3) 中山10R/伏竜S】素質馬たちが揃った一戦 関西勢がリード ★WIN5対象4レース目の見解 【WIN5(4) 阪神11R/産経大阪杯】デキ良好 関東馬2騎による争いか!?
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