おしらせ
【ドバイWCデー】決戦まであと2日 静かな調整で態勢を整えた日本勢
昨日までに、ほとんどの陣営が最終追い切りを済ませた日本勢。この日は、小崎厩舎のスマートファルコン、藤原英厩舎のエイシンフラッシュ、矢作厩舎のマカニビスティーという3頭が馬場入り。いずれの陣営とも、軽めの調整に終始した。 その中でも、とくに注目が集まったのがスマートファルコン。主戦・武豊騎手が騎乗し、ウォームアップを行った後、自身初となるタペタの感触を確かめるように、ゆったりとしたキャンターを披露した。 「日本を発つ前の3月15日に(中間)初めて調教で跨って、今日乗ったのはそれ以来だったんですけど、元気はいいですね。元気が良すぎて行きそうだったので、予定より早めにキャンターを終えて、4角から速歩に変えました。輸送減りした影響は、全然感じなかったですね。競馬場の印象ですか? 僕もこのタペタという馬場は初めてなんですけど、AWの中でも粘りが強く、馬からしたらグリップが利く走りやすい馬場だと思います。形状はクセがないですし、船橋を大きくしたような感じですかね(笑)」 と、武豊騎手も冗談で締めるほどで、その表情には余裕すら伺えた。 一方、スマートファルコンと同時刻に馬場入りしたエイシンフラッシュは、入念に角馬場で体をほぐしたあと、こちらも軽めのキャンター。さらにゲート練習を行い、態勢を整えた。 「馬も状態良く、最後に追い切れたので、日本と変わりない雰囲気だと思います。有馬記念以来になるので、一度ゲートはやっておこうかなと思い、ゲート練習しましたが、こっちのゲートも入りやすかったし、それを確認できただけでも良かったと思います。馬体のハリもよく、いい状態なのは何よりかなと」とは、管理する藤原英調教師の弁。自身もドバイは初めてだそうで「夢が叶ったよ」とリラックスした表情で語ってくれた。 また、今年から新設された長距離レース・ドバイゴールドCに出走するマカニビスティーについて、矢作師は「一頓挫あったのは確かですが、それは想定内。そういう事態も想定して、日本であらかた仕上げてきたわけですからね。今日も軽めの運動でしたが、動き自体はなんら問題ないですし、順調に来ていると思いますよ」と、馬場入りを休んだ影響を意に介しておらず、今日の動きにも満足した様子だった。 今年は、史上最多となる7頭が5つのカテゴリーにエントリーした日本勢。各国の報道陣も続々と集まり、2日後に迫ったドバイミーティングへのボルテージもいよいよ高まってきた。
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