【阪神牝馬S】なんと11番人気クィーンズバーンが逃げ切る

7日、阪神競馬場で行われた第55回阪神牝馬S（GII、芝1400m）は、単勝55.1倍の11番人気クィーンズバーン（牝4、栗東・浅見）が積極的にハナを奪ってレースを引っ張ると、スローペースに持ち込み直線でも後続の追撃を凌いで、格上挑戦ながら重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分21秒9（良）、鞍上は藤岡佑介騎手。 外枠から好スタートを切ったクィーンズバーンは周りの出方を窺いながらハナへ。2番手には控えたカトルズリップス（牝4、美浦・杉浦）、3番手にはフォーエバーマーク（牝4、美浦・矢野英）がつけた。1番人気のスプリングサンダー（牝5、栗東・昆）はその直後4、5番手から、2番人気のマルセリーナ（牝4、栗東・松田博）は7、8番手、3番人気のアパパネ（牝5、美浦・国枝）は10、11番手からレースを進めた。 前半の3ハロン34秒9という平均的なペースでクィーンズバーンが引っ張り、それをカトルズリップスがピタリと2番手につけプレッシャーをかける。その後も淡々としたペースでレースは流れ、4コーナー手前でスプリングサンダーが進出し始めると、後方の各馬も徐々にスパートを開始。直線での追い比べとなった。 直線に向いても依然として先頭はクィーンズバーン。内を突いてはスプリングサンダー、外からはマルセリーナとフミノイマージン（牝6、栗東・本田）が猛追してくるが、なかなか前との差は縮まらない。坂を上ってマルセリーナがようやく2番手までポジションを上げるも時すでに遅し。最後までクィーンズバーンが後続の追撃を凌ぎ切った。 クビ差の2着はマルセリーナ、そこからクビ差の3着にフミノイマージンが入線した。配当は単勝5,510円、馬連22,180円、馬単60,320円、3連複44,470円、3連単441,470円。勝ったクィーンズバーンは父スペシャルウィーク、母シンコウエンジェル(母父Ogygian)という血統で、半兄にダートのオープンで活躍するダノンカモンなどがいる。 ※詳しいレース結果はコチラ ★クィーンズバーンは2走前にも格上挑戦（5着） 【京都牝馬S】ドナウブルー&C.デムーロ騎手が重賞初制覇 ★【桜花賞】出走各馬の追い切り評価などはコチラ！ データ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」 ★2012→2013シーズンもこれでばっちり！ 【POG】どこよりも早い2歳馬データがダウンロード開始！

Tweet

シェア