おしらせ
【土曜福島11R/福島民報杯】前走強敵撃破 ミッキーパンプキンが主役
7日土曜から、震災の影響を受け開催を中止していた福島競馬が約1年半ぶりに再開となる。開幕初日のメインを飾るのは福島民報杯(OP、芝2000m)だ。 前走大阪城Sでは早めに抜け出し、ショウナンマイティの追撃をハナ差振り切って勝利したミッキーパンプキン。そのショウナンは強敵相手に先週の大阪杯を勝利しており、相対的にミッキーパンプキンの地力強化ぶりも浮き彫りとなってくる格好だ。一昨年このレースでは0秒2差の3着があり、輸送・コース相性はまったく問題なく、当然主役扱いされていい。中間は栗東坂路でしっかり追われ、輸送を控えた最終追いではダートコースで気難しさを見せることなく軽快な伸びを披露。一連のデキは維持できている。「折り合いの心配がなくなったので安定したレース運びができるようになったし、とにかく今は具合がいい。開幕週の福島も悪くない。ゲートさえ五分に出れば」と、内田助手。 ヒットザターゲットは冬場に条件戦を2連勝。続いて挑んだ格上げ初戦の前走・中日新聞杯ではコーナーごとに揉まれる苦しい展開ながら、直線では狭いところを割って勝ち馬に0秒4差の4着に入った。オープン級でやれるメドをさっそく立てた印象で、クラス慣れが見込める今回はさらに上位を狙える。休みなく走っているが、適度に間隔をとってのローテーションで目立った疲れはない。1週前、最終追いと栗東坂路でしっかり負荷をかけての調整が施されているあたり、体調良好の証だ。「調整は順調。ここは外めをスムーズに運びたいね。バラける展開になれば」と、加藤敬師は揉まれないレース運びを希望していた。 トランスワープは前々走、前走と条件戦2連勝。1年半以上の休養があるなど出世は遅れたが、7歳にしてようやくオープン級に辿りついた。2連勝の内容は濃く、短期放牧後の状態も良好で「オープンに入っても楽しみ」と、管理する萩原師は強く意気込んでいる。美浦ウッドでの最終追いは大野騎手が跨り終いの伸びだけ確認する程度の内容だったが、渋った馬場をものともせず抜群の気合い乗りから大外をまわって5F66秒5-1F12秒7(馬なり)をマーク。状態は前走時以上だろう。ダートではあるが福島コースで好走歴があり、輸送にも不安無し。開幕週の好コンディションを利して粘り込み、というシーンは考えておきたい。 1600mだった前走洛陽Sではほぼ最後方から追い込むも、時既に遅しで8着に終わったスマートステージ。しかし距離延長、3戦3勝の福島芝へ条件が替われば巻き返しがあっていいだろう。中間は4本の併せ馬を消化するなど、調整過程も得意コースでの巻き返しを念頭に入れてか意欲的だ。特に最終追いは美浦ウッドで先行2頭を手応えたっぷりにかわす抜群の内容だった。「ひと息入ってぐんと良くなった。流れに乗っていいレースを」と、鹿戸雄師は状態面に胸を張っている。 こちらは昨秋に条件戦を2連勝。それも準オープン勝ちが57.5キロを背負いながらの2馬身半差快勝だっただけにダノンスパシーバはオープンでも即通用、を思わせたが足踏みが続いている。前走中日新聞杯はしっかり仕上げられ臨んだが、直線での伸びは案外で0秒9差の9着。「前走は状態もレース運びも悪くなかったので、敗因が分からない。今回は早めに動くレースを試してみる」と、佐々木師。中間は順調に追われており、状態は安定している。戦法転換が吉と出るか。 ★約1年ぶりの勝利でした 【大阪城S】ハナ差の大接戦をミッキーパンプキンが凌いで勝利 ★いよいよ明日から! 待ちに待った福島競馬が再開!
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