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【マイラーズC】有力馬1週前追い切りレポート

エイシンアポロンは昨年のマイルCS覇者。力は上位だが、ここへ向けての調整過程には懸念が残る。

22日、京都競馬場のメインレースとして行われるのが第43回マイラーズC(GII、芝1600m)だ。このレースへ出走を予定している有力馬たちの、1週前追い切りの模様をレポート! エイシンアポロン 昨年のマイルCS覇者。ただし本来予定していた中山記念、ドバイ遠征を筋肉痛のため回避しており順調さに欠ける印象は否めない。調教再開後3本目となった11日の1週前追いで栗東坂路4F52秒5-1F12秒5(強め)と好タイムは出せており、一応の態勢は整っているようだが一度放牧に出しての再仕上げで、馬体にまだ緩みが見える。放牧前の張り、ボリューム感に欠ける印象だ。最終追いの動き次第だが、地力は上位でも苦しい戦いになりそう。 リアルインパクト 昨年春は3歳にして安田記念制覇の偉業。今期復帰戦の中山記念は仕上がり途上ながら3着に食い込んでおり、地力の一端は示せた。叩かれて着実に上昇しており、2年連続の春マイル王へ向け弾みのつく結果をここで残したい。中間は短期放牧を挟み、3月下旬から併せ馬をどんどん消化する意欲的な攻め過程。12日は美浦ウッドで3頭併せとなったが、力強い伸び脚からきっちりと併入に持ち込んだ。相手が大きく先行していたため直線での手応えこそ見劣ったが、調整の順調さは強調できる内容。15日も日曜も3頭併せを消化しており、いささか太めに見えた馬体も絞れてきている。 トーセンレーヴ 前走が自身初のマイル戦だったが、別格の切れ味を見せて快勝。折り合い面に不安がある馬で、距離はこれぐらいがちょうど良さそうだ。5日、12日とここ2週は続けてピンナ騎手が手綱をとり栗東ウッドで併せ馬。5日はインバルコ、12日ゴールスキーといずれもオープン馬が相手だったが、渋った馬場をものともせず追走先着を連発。極めて高いレベルで好調を維持していると見て良さそう。 グランプリボス 2歳時に朝日杯FSを制覇、3歳春はリアルインパクトらを退けてNHKマイルC勝ち。昨年暮れには阪神Cでサンカルロにハナ差の2着があり、古馬一線級とも互角にやれた。前走フェブラリーSでの12着は度外視可、芝のレースで改めて。前走後は放牧に出され、4月上旬に帰厩している。11日は栗東ウッドで3歳1勝馬を追走。序盤は軽快に進んでいたが、直線追われての伸びを欠きリードを詰めることなく遅れ入線となっている。やや懸念が残る仕上がりぶりだ。叩き良化型でもあり、ここは地力でどこまでやれるか。 コスモセンサー 昨年終盤からコース不問の好走が続く。3歳春のアーリントンC勝ち以来重賞タイトルはないが、ここへ来てさらに地力をアップしてきた印象があり、使われてきた勢いに乗って久々の重賞勝ちがあっていい。やや間隔はあいているが、短期放牧からの帰厩後は3週続けて坂路でしっかり負荷をかけられ、好タイムで応じている。緩んだ雰囲気は皆無だ。開幕週の好コンディションを利し、積極先行策からの押し切りを目論む。 フィフスペトル 昨年のマイルCSで惜しい2着。復帰戦の中山記念は先行馬不利の流れと道悪に泣き6着に終わっているが、叩かれて確実に気配を上げており、距離もベストのマイルに戻れば大幅前進が見込める。12日は美浦ウッドで単走となり、6F70秒5(馬なり)をマーク。前週にウッド5F66秒1(強め)の好時計を出していることもあり1週前としては控えめの内容だったが、相変わらずフットワークには躍動感がありラストも体全体を使った大きなフォームで伸びていた。15日はウッドコースで軽めのキャンターを消化したが、気合い乗りは抜群で鞍上がなだめるのに骨を折っている感じ。気配は絶好。 ★フィフスペトルとの壮絶な叩きあいを制しV! 【マイルCS】池添騎手騎乗のエイシンアポロンがGI初制覇 ★データ、全馬追い切り短評を掲載 【マイラーズC】攻略は「UMAJIN.net」の「レース情報」コーナーにお任せ!
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