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【今週の重賞】[根岸S]タガノビューティー重賞初Vなるか ソリストサンダーと再激突

■1月30日、東京競馬場で第36回・根岸S(GIII、ダ1400m)が行われる。

タガノビューティー(牡5、栗東・西園)は、2走前の武蔵野Sで1番人気に推されながら6着に終わっており、今回改めて重賞初制覇を狙う。その武蔵野Sでは最内枠を引き、直線では進路をなくして詰まる競馬。途中で外に持ち出されたものの、時すでに遅しの結果だった。勝ったのは6歳馬のソリストサンダー、2着に8歳馬のエアスピネル、3着に5歳馬のオメガレインボーと古豪の走りに屈する形になったが、まともに追えなかった分まだ決着はついていないと見ていいだろう。前走のギャラクシーSではあまり経験がない右回り、直線が短めの阪神1400mで3着。東京はキャリア18戦中11戦で走っており、成績は【5.3.1.2】と明らかなサウスポーで大箱競馬場を得意とすることを思えば、大外を回って3着に食い込んだ結果は評価できるだろう。明け5歳の充実期を迎え、得意舞台で重賞制覇を成し遂げたいタガノビューティーにとって重要な一戦となりそうだ。

ソリストサンダー(牡7、栗東・高柳大)は、前走・武蔵野Sで6歳にして悲願の重賞初制覇を果たした。8枠スタートで中団外を進んで、直線では内でごちゃつく馬を尻目に外から抜け出しての勝利。好位から差す競馬に安定感がある。今回は久々の1400m戦が課題。テンから速い流れになると追走に苦労しそうだが、展開次第では末脚を炸裂させて差してくるシーンも想像できる。ここでは実力上位なだけに、結果が出ていない1400m戦で好走できても不思議はない。目標はフェブラリーSだろうが、GIII舞台で恥ずかしくない競馬はしてくるだろう。

テイエムサウスダン(牡5、栗東・飯田雄)は前走・兵庫ゴールドTで勝利。1400m戦は地方含めて【7.1.1.3】と得意距離だ。2走前の武蔵野Sでは9着に敗れているが、好メンバーが揃い、先行して厳しい展開のなか0秒9差なら及第点だろう。20年の霜月Sでは武蔵野Sで4着だったブルベアイリーデに、昨年の黒船賞では武蔵野Sで5着だったスリーグランドに先着しており力は見劣らない。今回も先行勢が揃い、前が速くなって潰れる危険性はあるが、自分のリズムでじっくり先行できればチャンスはありそうだ。

フルデプスリーダー(牡5、美浦・斎藤誠)は前走・霜月Sがオープンへの昇級初戦。陣営が「距離延長よりも短縮でペースが速まり、差す競馬ができれば対応可能」と判断して自身初となる1400m戦に挑み、2着と好走を果たした。勝ったヘリオスにこそ楽に逃げられてしまったが、3着には1馬身半差をつける安泰の2着。もとより崩れない安定感が売りだったが、ここへ来てさらなる本格化を果たした感がある。重賞初挑戦でも好勝負に期待。

タイムフライヤー(牡7、栗東・橋口)は、直近は掲示板にも載れず苦戦を強いられているが、昨年の根岸Sで3着に好走しており、同舞台で再度の好走を図る。昨年の根岸S以来、調子が上がらず前走の霜月Sでも9着。字面的には評価を下げたくなるが、これは前が詰まって進路が空かずに追い出しが遅れたことが敗因。外に持ち出されてからは鋭く伸びており脚を余しての9着だった。走り自体に衰えは感じられないが、中間は格下相手に遅れを取るなどまだ本調子ではなさそうなのは気がかりか。本番までにどれだけ良化できるかがカギだろう。

ほか、6連勝中のクロパラントゥ(牡4、美浦・藤沢和)、古豪からは好位から差す競馬ができればチャンスがありそうなサクセスエナジー(牡8、栗東・北出)やBCダートマイルに出走したアメリカ遠征帰りのジャスパープリンス(牡7、栗東・森)などがエントリー。タガノビューティーが重賞初制覇を果たすのか、ソリストサンダーが再度それを阻み重賞2勝目を挙げるのか注目だ。

(Text:Funaki)


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