おしらせ
【京王杯SC・最終追い(1)】「得意の1400m 力が入る」サンカルロ など
前走はGI高松宮記念でクビ差の2着。実力では抜けた存在と言えるサンカルロにとって重賞で2勝している1400mはもっとも得意の距離だ。中間は緩めず坂路で乗り込まれており、好時計を連発。依然好調をキープしているとなれば、落とせない一戦になる。9日の最終追い切りは不動のパートナー吉田豊騎手が跨り、美浦坂路で併せ馬。一杯まで追われたファーストグロース(5歳1000万下)を楽な手応えでアオりにアオって、ゴール前できっちりクビ差差し切った。時計は4F52秒8-1F11秒6(馬なり)。「いい状態だね。いちばん得意な1400mのレースということで、力が入る。東京ではあまりいい結果が出ていないので、今回は阪神や中京へ遠征する時のように前日入厩で気分転換を図りたい」と、大久保洋師。 前年にこのレースを制したストロングリターンは骨折による休養があり、ここが7カ月ぶりのレース。4月19日からじっくりと乗り込まれており、休み明けは苦にしないタイプなだけにベスト条件のここで復活Vがあってもいいだろう。1週前は美浦ウッドで3歳未勝利馬相手にビッシリ追われ、これで闘魂注入は完了。9日の最終追い切りは同様にウッドコースで1秒先行していたファントムロード(4歳500万下)を余力残しのまま追い詰め、ゴール前できっちり捉えると同入のフィニッシュとなった。6F65秒3-1F12秒8(G前追う)。若干馬体に緩さは感じるが、気配は万全だろう。「勝った昨年の状態と同じとは言えないけど、速い時計を出して一応の態勢は整った。昨年と斤量は一緒だが、メンバーがある程度揃っているのでどこまでやれるか。いい形で安田記念へつなげたい」と、橋本助手は話してくれた。 2歳時は東京スポーツ杯で圧勝。昨春の皐月賞でオルフェーヴルに2着と東京コースでの強さが印象的なサダムパテックだが、前走の東京新聞杯は13着と案外な結果に終わっている。中間はリフレッシュで疲れを取り、帰厩後は好時計を連発。休養の効果はてきめんといったところだろう。9日の最終追い切りはC.ウィリアムズ騎手が跨ってマイネルメガロス(4歳500万下)を0秒2追走。稽古駆けする相手だったが、ゴール前抜け出して0秒2の先着を果たした。時計も4F51秒2-1F12秒4(一杯)と抜群のもので、確実に立ち直ってきている。「前走の敗因ははっきりしないが、あれだけ崩れたということはやはり疲れがあったのかも。帰ってきてからは速い時計が続けて出ているし、ウィリアムズ騎手も“グッドコンディション”と言ってくれた。距離もこなせると思うし、東京コースでの実績があるので期待したい」と、西園師は逆襲に燃えている。 ★【京王杯SC】の出走各馬の追い切り評価は? データ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」
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