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【日本ダービー・最終追い(1)】ゴールドシップ余力十分で先着 など

皐月賞馬ゴールドシップは1週前追い切りでその日の栗東坂路一番時計となる4F50秒4(一杯)をマークしている。その分、2冠獲りへの最終調整となった本日23日の追い切りは静に徹した内容に。それでも後方から一杯に追われ迫ってくるジャスタウェイ(こちらもダービー出走予定)を相手にせず、余力たっぷりのまま1馬身引き離しての先着を果たした。時計は栗東坂路4F54秒2-1F13秒0(馬なり)と平凡だが、順調さを大いにアピールできたと言っていい。「先週速い時計を出して体はできているから、今朝は息を整える程度で十分。いい動きだったと思います」と、追い切りを見守った須貝師は満足げな表情だ。また美浦での会見には内田騎手が応じ「先週(内田騎手が騎乗した1週前追い)はいい感じの反応だった。いい脚を長く使えるのがこの馬の長所。長い距離の方が合っていると思います。この馬の能力を出し、いい結果に持って行きたい」と、力強くコメントしていた。 皐月賞ではインから抜け出したゴールドシップを外から猛然と追うも、2馬身半及ばずの2着に終わったワールドエース。序盤では躓いており、大外を廻った距離損も考えれば負けて強しの一戦だった。どちらかと器用さに欠けるタイプなだけに、広い東京コースでの一戦なら逆転は十二分にあっていい。爪を痛めた影響から中間やや緩められたが、1週前に併せ馬でしっかり負荷をかけられており不安は一掃されている。そして迎えた本日23日は京都新聞杯をJRAレコードで勝ち、同じくダービーへ駒を進めたトーセンホマレボシ、そして目黒記念へ出走予定のダノンバラードと豪華3頭併せを栗東ウッドで敢行。ゴール前ではトーセンとワールドが抜け出し追い比べとなり、そのまま2頭で同入となった。若干ワールドエースの手応えが見劣ったものの、最後方から進んだことを考えればまったく互角の決着と見ていい。ワールドエースの鞍上福永騎手は「手応えでは見劣ったけど、そんなに稽古で動かないタイプだし、ウッドでしっかりやれたことは評価していい。落ち着きがあったのも良かった」と上々の評価。またトーセンホマレボシに跨ったウィリアムズ騎手は「レコードの反動はない」と、こちらも好感触を伝えている。 行きたがる気性が災いし、年明けからの3戦は敗北しているディープブリランテ。それでも大きく崩れないのは地力上位の証だろう。短期放牧を挟み、帰厩後は岩田騎手が付きっ切りで調整。グングンと気配を上げてきている。23日の最終追い切りにも岩田騎手が跨って、栗東坂路で僚馬ゲンテンを余力残しで抜き去っている。4F51秒4-1F12秒0(G前追う)と時計も抜群。「先週がかなり良かったので、今日はそんなに強くならないように、という指示。今回は気楽な立場だし、折り合いのことを気にせず、伸び伸びとレースをしてほしいね」と、矢作師。 全3勝はすべて東京でのもの。特に青葉賞の勝ちっぷりが鮮やかだったフェノーメノは中2週となるが元気一杯だ。本日23日、美浦ウッドでの追い切りでは重馬場をものともせず、6F83秒4-3F38秒6-1F13秒0(G前追う)の好タイムで駆け抜けている。反動はなく、依然好調だろう。「今日は少し気合いをつけた程度だけど予定より速かった。まぁそれだけ元気のある証拠ですね。前走のような競馬ができたなら、この強敵相手でも楽しみ。以前はヤンチャな面があった馬だけど、レースを経験することで段々と解消されてきたし、脚質にも幅が出てきた。東京コースでは負けていないので、その点に期待したい」と、斉藤助手。 ★【日本ダービー】の出走各馬の追い切り評価は? データ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」
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