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【アルテミスS】クリスマスら有力馬最終追い切り
11月2日に東京競馬場で開催される2歳牝馬のアルテミスS(重賞、芝1600m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
実績で抜けているのが函館2歳S勝ちのあるクリスマス(牝2)だ。放牧からの帰厩後は積極的に併せ馬を消化し、ここでの復帰に向け順調に気配は上昇。1週前追いで1000万条件馬に追走同入、10月27日の日曜追いではハードに追われ2歳未勝利を3馬身近く突き放すなど、ほぼ態勢は整っている。過去2戦は滞在、今回は初の輸送となることもあり美浦ウッドでの最終追い切りは余力を残したものとなったが、2歳未勝利を4馬身突き放してみせた。ジョッキー(嘉藤騎手、レースでは武豊騎手)騎乗だったとはいえ圧巻の稽古内容。距離延長がどうかだが、新馬戦で見せたパフォーマンスの高さも含め、ここも通過点にしそうな雰囲気だ。
デビュー2戦目の新潟2歳Sでは力んで5着だったが、前走中山の芙蓉Sで快勝し、進境を見せているマーブルカテドラル(牝2)。1週前には古馬相手にハード追いを敢行しての好時計をマークし、前走の反動どころかますます充実している印象だ。最終追いは田辺騎手が手綱をとり、美浦ウッドで1秒以上先行する2歳1勝馬を追ったが、持ったままで追い詰め、直線は楽々と抜け出してラスト1F12秒フラット。体を持て余すことがなくなって、切れ味にも磨きが掛かっている。馬体もはち切れんばかりの迫力。東京で新馬勝ちしているのは大きなアドバンテージだ。
新潟で新馬勝ちのあと、前走の昇級戦サフラン賞で追い込んで3着だったミュゼリトルガール(牝2)。先行してのデビュー勝ちから一転、後方からの競馬でタメが利くところが確認できたのは大きな収穫だ。1週前には柴田善騎手が騎乗しての併せ馬、最終追いも大江原騎手が騎乗して併せ馬とハードな攻めが続いているが、しっかりとした伸びで応じているあたり、状況の良さがうかがい知れる、
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