UMAJIN.net

おしらせ

【AR共和国杯】ルルーシュら有力馬最終追い切り

11月3日に東京競馬場で開催されるアルゼンチン共和国杯(GII、芝2500m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。

昨年このレースを制し、今回は57.5キロとトップタイのハンデで力量が評価されているルルーシュ(牡5)は美浦坂路で2馬身ほど先行していた準オープン馬に馬なりのまま併入、馬場が重かったためラスト1Fは13秒4とやや要した印象だが余力十分で4F全体51秒5なら上々と言える。札幌記念以来2ヵ月半ぶりの出走になるが中間はコディーノ、ダンスファンタジアらとのスパーリングで互角以上の動きを示しており、さっそく力は出せるデキと判断して良さそうだ。先週の天皇賞・秋にも登録があったが、悪化必至の馬場では力は出せないと陣営は冷静に判断して回避。斤量増を承知のうえこちらに回ってきているだけに、勝算はかなりのものがあるだろう。

今年5月の目黒記念で東京芝2500mのレコードタイムを更新し、勝利したのがムスカテール(牡5)。前走オールカマーでは9着と案外な成績だったが休み明け、そして不得手とする右回りコースがこたえたもので、得意の東京コースなら反撃は必至だろう。ハンデも57.5キロとルルーシュらと並んでトップタイの評価が下されている。最終追い切りは重い栗東坂路で4F53秒2-1F13秒1(一杯)。馬場の影響で目立った時計ではないが、稽古駆けしないこの馬なりには良い動きだったと言える。

ホッコーブレーヴ(牡5)は準オープンのオクトーバーSを快勝し、勢いに乗っての重賞初挑戦。以前は中間はダートコース、最終仕上げだけポリトラック、という調教メニューだったがこの中間もポリトラックを取り入れてメリハリを利かせ乗り込んでいる。最終追い切りも美浦のポリトラックで行われ、重心がグッと沈んだ迫力あるフォームを披露。ラストも持ったまま力強く伸びた。体質強化ぶりは顕著でここ目標に仕上がりは万全だろう。ハンデ54キロも魅力。

ダイヤモンドS勝ちのあるアドマイヤラクティは休み明けの京都大賞典(4着)を叩かれ、順当に良化を果たしている。メンディザバル騎手が跨った1週前追い、そして最終追い切り(騎乗は助手)とともに栗東ウッドで長めから追われていずれもラスト1F12秒を切る動きを披露。こちらもトップタイの57.5キロを課せられているが馬格があるタイプで、58キロを背負っての勝利経験もあり、苦にはしないだろう。

【関連リンク】
【AR共和国杯】ルルーシュ、馬なり51秒5!楽々併入(スポーツ報知)
【AR共和国杯】ルルーシュ連覇へ!51秒5(サンスポ)
【AR共和国杯】目黒記念V・ムスカテール、真っすぐ53秒2(スポーツ報知)

おしらせ一覧

PAGE TOP