おしらせ
【武蔵野S】東京ダート巧者が揃い激戦必至!
JCダートを睨んだ東の前哨戦・武蔵野S。GIIIという格付け以上に骨っぽいメンバーが今年もエントリーしてきている。
マイルCSで3着などの実績があるゴールスキーだが、ダート王ゴールドアリュールの半弟という血統背景もあり今年6月からダートに路線転換。自身初のダート戦だったアハルテケSこそ9着に終わったが、その後オープンクラスで2着、1着、1着と砂適性をまざまざと見せ付けている。この重賞初挑戦で快勝するようなら、JCダート有力候補の一角を占めることになりそう。2走前の阿蘇Sでは早め先頭のまくりなども決めているが、やはり破壊力ある末脚を身上とするだけに直線の長い東京コースが向いている印象。久々の前走を叩かれ、順当に気配も上昇している。
アドマイヤロイヤルは交流GI・南部杯での3着(2012年)、5着(2013年)を含めここまでダートで21戦して掲示板20回確保と超のつく堅実派だ。反面、勝ち味に遅いタイプでもあったが今年は欅Sでオープン級での初勝利を飾ると、続くプロキオンSをレコードタイム更新のおまけつきで勝利し、初の重賞をタイトルを手にするなどいよいよ本格化なった印象がある。典型的な叩き良化型で、今回と同様の中3週で挑んだレースはこれまで【2.4.0.0】。くわえてダートで挙げた全5勝が左回りコースと今回はまさにベストの条件で、上位争いは必至か。
昨年このレースを制したのがイジゲン。ゲートに難があり、その一戦でも大きく出遅れたがまさに“異次元”と言いたくなるような末脚を繰り出し、快勝を収めた。長期休養明けになるが、ここでの復帰を念頭にゲート練習を含め入念に調整されており、態勢は万全。目標は次のJCダートだろうが、賞金を加算しないことには出走すら叶わない公算が高い。初戦から本気モードで挑んでくるのではないか。
東京向きの末脚と言えばシルクフォーチュンも黙っていない。2012年、2013年と東京マイルのGI・フェブラリーSでは2年続けて最速の上がりを繰り出しているし、芝でも並み居る強豪馬を相手に5月の京王杯SC、前走スプリンターズSでそれぞれ上がり最速をマークしているのだから恐れ入る。当然、ダートでこそ本領発揮。1200?1400mを使われた影響か、稽古ではやや行きたがる面が出てきたのは気がかりだが、動きそのものは上々で、体調面に不安はない。
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