おしらせ
【今週の重賞】[共同通信杯]春クラシックの前哨戦 朝日杯FS3着ダノンスコーピオンが賞金加算を目論む
■2月13日、東京競馬場で第56回・共同通信杯(GIII、芝1800m)が開催される。
ダノンスコーピオン(牡3、栗東・安田隆)は前走の朝日杯FSで3着と好走。勝ったドウデュースの切れ味に屈する形とはなったが、初めての重賞挑戦を考えれば十分な結果だったと言える。今回と同じ1800mの萩Sではその後ホープフルSを制したキラーアビリティを下して勝利しているようにロードカナロア産駒ながら距離への不安は一切ない。春のクラシックから逆算すると、ここでしっかり賞金を加算しておきたいところ。2戦2勝と好相性の川田騎手に手が戻り、どのような走りを見せてくれるか注目したい。
ジオグリフ(牡3、美浦・木村)は札幌2歳Sの勝ち馬。前走はダノンスコーピオンと同じく朝日杯FSを走り、追い込み届かず5着と敗れた。道中の追走にやや戸惑っていたようにも見え、やはりマイルの流れは忙しかったのかもしれない。200mの距離延長になるのはこの馬にとって好材料。今回と同じ東京芝1800mで開催されたデビュー戦ではアサヒ、アスクビクターモアといった後のOP馬を下しており舞台適性もバッチリだ。得意の距離で巻き返しを期す。
ジュンブロッサム(牡3、栗東・友道)は前走の未勝利戦で東京芝2000mの2歳レコードを記録し優勝(※その後ウィズグレイスが更新)。締まったペースを先行したうえ、上がり3Fもメンバー中2位でまとめる好内容で素質の高さを見せつけた。今回は距離短縮かつ重賞初挑戦となるが、前走のペースで走れるのであれば問題なく流れに乗れそう。あとは直線の末脚比べでどこまで踏ん張れるかだろう。
アサヒ(牡3、美浦・金成)は東京スポーツ杯2歳Sの2着馬。勝ち馬イクイノックスには2馬身半差をつけられてしまったがこれは相手が悪かった。ここまでの4戦はいずれも1800mの距離を使われており距離への経験値はメンバー屈指だ。叔父にはあのディープインパクトがいる名門の出身。良血開花なるか。カレンブラックヒル産駒のJRA重賞初勝利がかかる一戦にもなる。
ダノンベルーガ(牡3、美浦・堀)は東京芝2000mの新馬戦で2着に2馬身差をつける完勝。道中は促しながらの追走で応援するファンをハラハラさせておきながら、直線では大外から弾けに弾け豪快に差し切った。雄大なフットワークはいかにも東京向きの印象で「ダノンはダノンでも」のシーンがあっても全く驚けない。初戦で見せた大器の片鱗が果たして本物だったのかどうか、試金石の一戦になりそうだ。
このほかにも末脚自慢のホープフルS7着馬アケルナルスター(牡3、美浦・清水英)、京都2歳S2着、シンザン記念4着と重賞で好走を続けているビーアストニッシド(牡3、栗東・飯田雄)、父ロードカナロア、母父ディープインパクト、祖母は名牝エアグルーヴという良血馬レッドモンレーヴ(牡3、美浦・藤沢和)などが登録している。
昨年のこのレースを制したのはエフフォーリア。2022年のクラシック路線、ひいては中央競馬を引っ張る新たなスターホースの誕生に期待したい。
(Text:Hiraishi)
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