おしらせ
【今週の重賞】[クイーンC]重賞初V懸けてベルクレスタら18頭が集結
■2月12日、東京競馬場で第57回・クイーンC(GIII、芝1600m)が行われる。
最有力候補となりそうなのがベルクレスタ(牝3、栗東・須貝)か。前走の阪神JFでは8枠を引き、前に壁が作れず苦しい形に。結局力みっぱなしで脚が溜められず6着だった。それでも勝ち馬にコンマ6秒差に詰めたあたり、力は窺える。現に、2走前のアルテミスSでは阪神JF勝ち馬のサークルオブライフにタイム差なしの2着だった。またソネットフレーズの回避によって、このメンバーなら実績面はベルクレスタが1歩リード。前走が不完全燃焼だったこともあって、外せない主役候補となるだろう。
阪神JFから巻き返しを図るのはスタティスティクス(牝3、栗東・石坂)。夏のデビューから未勝利戦を脱するまでに3戦を要してしまったものの、阪神JFへの出走に漕ぎつけた同馬。しかし、レースでは出脚がつかずに後方からとなった上に、レース中盤で前が下がってきてしまい詰まる不利もあって8着に終わった。直線で外に持ち出されてからは鋭く伸びはしたが、不完全燃焼の競馬だったことは間違いない。過去の傾向から中団からの差しが届くレースなので、スタートさえスムーズなら好位から強烈な末脚を繰り出すシーンはありそうだ。
スターズオンアース(牝3、美浦・高柳瑞)はフェアリーSでクビ差の2着と前走では重賞制覇にあと一歩届かなかった。道中は折り合い重視でリズムよく運べていたが4角から内を突いた分ノメってしまい内へモタれ、直線もモタれてしっかり追えなかった。大外を回って豪快に差し切った勝ち馬・ライラックは強かったものの、まともに追うことができていれば結果は違ったかもしれない。今回のコース替わりはプラスになりそうで、これまでのように広いコースでこそ末脚が活きるだろう。叔母はオークス1着、桜花賞3着などのソウルスターリングでクラシック戦線での活躍を期待できる血統背景も魅力。
新馬戦を勝利したラリュエル(牝3、栗東・矢作)は、キャリア2戦目で重賞挑戦。その新馬戦では最内枠からスムーズに先行しての勝利。枠を活かせた面はあるがスタートもよく、道中は逃げ馬の後ろで脚をしっかり溜めることができ、直線では溜めた脚を最後まで伸ばしていた。競馬が上手で操縦性が高い点は若駒のレースでは特に好材料となる。半兄にはホープフルS3着、GII、GIIIで何度も好走したステイフーリッシュ。ラリュエルはクイーンCで好走率が高いディープインパクト産駒なのでレースの相性も良さそうだ。
同じく新馬戦勝ちからの参戦となるウインエクレール(牝3、美浦・畠山)もディープインパクト産駒。1月にデビューし、仕上げが八分ではあったが、4角からの勝負所では手応え抜群で鋭く伸びての勝利。レースセンスが良く、クビ差という字面以上に好内容だった。半兄は香港GI含む重賞7勝のウインブライト。ウインブライトとコンビを組んでいた松岡騎手が手綱を取っており、思い入れも人一倍だろう。兄は中山得意だったが、妹はディープインパクト産駒。前述したように相性がいいレースなので好走の可能性十分。
ほか新馬勝ち組からはショショローザ(牝3、栗東・友道)も出走予定。赤松賞ではスターズオンアースにクビ差迫ったモカフラワー(牝3、美浦・相沢)やゴドルフィン勢からはアメリカンスター(牝3、栗東・武幸)がなどエントリー。重賞制覇を飾るのはどの馬になるか注目だ。
(Text:Funaki)
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