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【マイルCS】ダノンシャークら有力馬最終追い

11月17日に京都競馬場で開催されるマイルCS(GI、芝1600m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。

富士S勝ちをステップに悲願のGI獲りを狙うダノンシャークは栗東坂路で併せ馬。福永騎手を背に終い重点に追われ、先行していた1000万下馬に併入してのフィニッシュとなった。時計は4F54秒6-1F12秒9(一杯)と目立たないが、渋った馬場を考えればまずまずの動き。前走時12キロ減だった馬体重のことを考えれば、1週前、最終追いと2週続けて併せ馬でしっかり攻められているのは順調の証と捉えていい。

自身初のマイル戦がGI、というのは高いハードルだが京都外回りでの強さを信じて陣営がここに送り込んできたトーセンラーも栗東坂路で併せ馬。直線で鞍上武豊騎手が軽く仕掛けると併走していた格下馬を問題にせず、5馬身置き去りにしてゴール板を駆け抜けた。4F53秒7は水分を含んだこの日の馬場では水準級の時計だが、お釣りを残したままのラスト1Fで12秒3(強め)は特筆モノの切れっぷり。1週前も4Fで51秒台をマークするなど、ピークと言っていいデキだろう。

昨年の覇者サダムパテックは栗東坂路で和田騎手を背に単走。3F過ぎから軽快に加速し、12秒9-12秒1と快ラップを刻むとラスト1Fも鞍上のゲキに応え12秒9(一杯)でまとめてみせた。4F全体52秒3で単走としては出色の時計。1週前追いで坂路1番時計を出しているように、スワンSを叩かれての上積みはかなり大きいと見て良さそう。

スワンSの勝ち馬コパノリチャードは栗東坂路で単走となり、4F54秒2-1F12秒9(一杯)。かなり馬場が荒れた時間帯、助手騎乗だったことを考えれば上々以上の伸びで、好調維持と判断できる。

出走馬中、13日の栗東坂路追い組でもっとも速い時計をマークしたのがダノンヨーヨー。稽古駆けするタイプであるにせよ4F52秒1(一杯)と、衰えのないところは見せている。ラスト1F13秒7は数字だけ見れば息切れしたようにも見えるが、ゴール前ゴチャついてのもの。仮にスムーズならば4F51秒台まであっただろう。出遅れが続きレースでは結果が出ていないが、状態面に関しては上積みを見込んでいい。

リアルインパクトダークシャドウの堀厩舎勢2騎は14日木曜日に美浦ウッドコースでもう1頭を交えスパーリングを敢行。この2騎、1週前でもウッドで長めから併せられており、この日は確認程度の内容となった。リアルに戸崎騎手、ダークにムーア騎手が跨りダークが先行する形で進んだが、手が動いたダークに対しリアルのほうは終始馬なりで先輩をアオる動き。そのままリアルが差を詰め併入でフィニッシュとなった。脚色からすると若干リアル優勢か。ダークシャドウも天皇賞・秋を回避した影響は感じられず、順調に来ているようだ。

美浦では13日に坂路で追われたサクラゴスペルがこの日1番時計となる4F50秒5(強め)を余力残しでマークと好調をアピールした。ひと息入っているが、中間は入念に攻められており、力は出せるデキにある。

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