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【東スポ杯2歳S】器大きいSアラジン ここも通過点か

11月16日、2歳重賞の東京スポーツ杯2歳S(GIII、芝1800m)が東京競馬場で行われる。過去の勝ち馬にはフサイチリシャール、ナカヤマフェスタ、ローズキングダム、サダムパテック、ディープブリランテら錚々たるメンバーの名が。登竜門と言えるこのレースに、今年も素質豊かな2歳馬が多数エントリーしてきた。

実績で1頭抜けた存在と言えるのが新潟2歳Sで2着、オープンのいちょうS勝ちがあるイスラボニータだ。そのいちょうSが前走だったが、新潟2歳Sでは失敗したゲートをすんなり出て流れに乗り、直線ではしっかり弾けた完勝と言っていい内容。センスの高さは疑いようもない。その後はここ一本に絞って順調に来ている。

500万下特別のアスター賞を勝ち2勝目を挙げたのがウインマーレライ。そのアスター賞でハナ差負かしたパシフィックギャルは芙蓉Sで3着、アルテミスSで2着と上のクラスでやれており、マーレライの力量も相応のものがあると判断すべきだろう。1週前、美浦ウッドでの追いきりでは併せた相手に遅れをとったが相手がオープン馬マイネイサベルなら致し方なし。自身は良く動いていた。

前走いちょうSでは出遅れがありながらも、イスラボニータに0秒2差の3着まで追い上げたのがクラリティシチーだ。2カ月半ぶりだった一戦をひと叩きされ、中間で見せている気合乗りは一変。前走時はやや手緩い調整だったが、今回はウッドで長めからしっかり追うなど本腰を入れて仕上げてきているようだ。

1戦1勝馬ではサトノアラジンとラングレーに注目か。全姉にエリザベス女王杯2着のラキシスがいるサトノアラジンは新馬戦で危なげない勝ちっぷりを披露。デビュー前に一頓挫があり、仕上がり途上なのにあの内容なら、器の大きさは相当なものだろう。3カ月ぶりになるが、併せ馬で格上馬を圧倒するなど態勢は十分。ここをあっさり通過点にされても驚けない。デビュー前の稽古でオープン馬ダイワマッジョーレと互角の動きを見せていたラングレーは前走で若さを見せながらも直線では抜群の切れ味を披露し、こちらも素質の片鱗を見せ付けた格好。なおサトノアラジン、ラングレーともに新馬勝ちの手綱を握ったのは戸崎騎手だが、今回はサトノアラジンに騎乗予定で、ラングレーにはムーア騎手が騎乗予定となっている。

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ラングレー先達に続くか(日刊スポーツ)
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