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【福島記念】連覇狙うファルコン 福島無敗ラクリマらが参戦

今年の福島開催最終日となる11月17日、ハンデ重賞の福島記念(GIII、芝2000m)が福島競馬場で行われる。小回り巧者が揃い、激戦となりそうだ。

昨年の覇者ダイワファルコンはオールカマー→天皇賞・秋と、昨年とまったく同様のローテーションでここに臨んでくる。前走の比較で見ると昨年が勝ち馬に0秒8差の10着、今年は勝ち馬に2秒9差の15着と大きくパフォーマンスを落としているが、今年はトウケイヘイローを追いかけた組にツラい流れだった。2秒9という数字は度外視して良く、地力を大きく落としているとは考えづらい。ハンデは昨年より0.5キロ増加の57.5キロだが、馬格があるタイプだけに苦にはしないはず。実際、この斤量を背負い3月のダービー卿CTで55キロのトウケイヘイローに0秒2差の3着に入っている。中間の調整はごく軽いところを一本のみだが、これも昨年とまったく同様。最終追いでしっかり動けるようなら体調面に問題なしと判断していいだろう。

マイネルラクリマは13カ月という長い休養を経て、今年3月のオープン特別で復帰。そのレースこそ息切れしての12着に終わったが、続く福島民報杯で勝利すると以後2着、1着(七夕賞)、3着(小倉記念)と安定の走りを見せている。七夕賞では57キロ、小倉記念では58キロを背負ってのものだから当然、内容も伴ってのものだ。ここもトップハンデ58キロを課せられたが福島は2戦2勝と得意コースだけに、勝ち負け争いに加わるのは必至だろう。3カ月半ぶりがどうかだが、乗り込みは入念で負荷もしっかりかけられている。力は出せそう。

昨年は函館記念、新潟記念と連勝。今年1月はAJCCでダノンバラードの2着があり、トランスワープの57キロはやや恵まれた印象だ。福島では過去2戦し、いずれも1番人気に推されながら敗れている点が気がかりだが、自在脚の持ち主で小回りが極端に苦手ということでもないだろう。1週前追いは美浦ウッドで終い重点に追われ上々の時計をマークと態勢は整っている。6月の鳴尾記念以来5カ月半ぶりになるがAJCCでポン駆けしたように、休み明けはまったく苦にしないタイプだ。

今年の5月にようやく自身の2勝目を挙げたディサイファだったが、一気に本格化を果たし10月の前走甲斐路Sで準オープンを卒業。重賞初挑戦のここが試金石になるが、ハンデ55キロなら実績馬勢と互角の戦いがあっても。

【関連リンク】
マイネルラクリマ「58キロをいかに克服するか」(東スポ)

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