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【金鯱賞】昨年覇者オーシャンブルー復活なるか

11月30日、金鯱賞(GII、芝2000m)が中京競馬場で行われる。過去、春に開催されてい時代は宝塚記念の前哨戦として重要な位置を占めていたが昨年から開催時期が変更に。昨年の勝ち馬オーシャンブルーは続く有馬記念で2着に入っており、今年もジャパンC登録組が回ってくるなど骨っぽいメンバーが揃った。これからは有馬記念の前哨戦としての意味合いが強くなりそうだ。

昨年の覇者オーシャンブルーだが、この秋は復帰戦のオールカマーで7着、天皇賞・秋で13着と凡走が続いた。馬体減りや旋回癖がキツくなるなど、順調さを明らかに欠いていたあたりに敗因があり、力量の問題ではないと考えたいところ。中間は放牧から帰厩し、トゥザグローリーとの併せ馬では先着するなど復調の兆しを見せている。管理する池江師は「良くなってくるのは次の有馬記念で」と慎重な姿勢だが、同じように慎重な物言いに終始していたジャパンCのトーセンジョーダンが3着(日本を代表するトップステーブルだけに、求められるレベルが高いという事情もあるだろうが)。レコード勝ちした相性のいい舞台での復活があって驚けない。

その池江厩舎からは、ジャパンCを回避したトゥザグローリーも出走。昨年6月の鳴尾記念以降は馬券圏内に入線していないが、稽古で見せている動きからはまだ衰えはなさそう。例年寒くなると調子を上げてくる典型的なタイプで、中間も活気のある動きを披露できている。京都で良績があるように、直線平坦なコースも前進材料だ。

メイショウナルトは前走アルゼンチン共和国杯では1番人気に推されたが、スタンド前の歓声が災いしてか、行きたがってしまっての惨敗だった。53キロだったとは言え夏の小倉記念をレコードで制し、別定だったオールカマーでも僅差の2着。スムーズならば巻き返しは必至だろう。1週前追い切りは栗東ウッドで抜群の伸びを見せた。状態面は文句なし。

池江厩舎“第3の矢”は3歳馬ラブリーデイ。小倉記念2着のあと脚元に一頓挫あり菊花賞進出は断念したが、仕切り直してここに臨んでくる。中間は坂路追いだけで、まだ脚元を気づかっている節もあるが負荷をかけられての併せ馬は消化できており、体調そのものは整いつつあると見ていいだろう。

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