UMAJIN.net

おしらせ

【JCダート】ホッコータルマエら有力馬最終追い

12月1日に阪神競馬場で開催されるJCダート(GI、ダ1800m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセン、および阪神競馬場で行われた。

11月4日のJBCクラシックを快勝したホッコータルマエは栗東坂路で幸騎手を背に、終いを伸ばされ4F53秒7-1F12秒8(一杯)をマーク。全体時計はやや平凡だが、序盤はゆったりと入り終いだけ重点のメニューはいつも通りのことで、重い馬場のなか12秒台でまとめられた。きわめて順調に来ている証と見ていい。

ここが引退レースとなるエスポワールシチーも栗東坂路で単走。後藤騎手が手綱を握り、序盤は折り合いに専念する、残り2Fから軽快にピッチを上げ4F53秒2-1F12秒2(馬なり)を掲示してのフィニッシュとなった。軽く促されただけでラスト2Fは12秒1-12秒2の極上ラップを刻んでおり休み明け2戦を使われ、絶好の状態だろう。

昨年このレースで4着、休み明けの前走みやこSでは3着だったローマンレジェンドは1週前までに併せ馬を3本消化し、ここへ向けて順調に気配を上げてきている。最終追い切りも栗東ウッドでの併せ馬。0秒5ほど先行する古馬1000万下を直線入り口で交わすと、さらに4秒ちかく先行していた古馬500万下を目標に据え追撃し、併入に持ち込んだ。ラストは脚色こそ相手に見劣ったが、もともとの差を考えればまったく問題なし。意欲的な2段階併せで、万全の仕上がり状態に持ってこれたようだ。

一昨年、昨年とこのレースでは2着続きのワンダーアキュートは栗東ウッドで古馬500万下と併走。ゴール前は馬なりの相手に対しワンダーにはステッキが入るなど脚色劣勢となったが、なんとか先着に持ち込んだ。見栄えは良くないがウッドでは走らないタイプで、この馬なりには上々の走りだったと言える。前走を叩かれ大幅上昇、とまでは強調しづらいが1週前にもハードな併せ馬を消化できているように体調面に不安はなく、順調だろう。

みやこSを制し、中2週でここへの参戦となるブライトラインは福永騎手の手綱で栗東ウッドを単走。1週前の坂路でビッシリ追われており、最終追いは確認程度だが序盤に力みを見せず、終いはしっかり弾ける素軽い動きを見せた。前走時がピークに近い仕上げだったが、いい意味での平行線と捉えていい。

今年のフェブラリーSを制したグレープブランデーはミルコ・デムーロ騎手を背に古馬500万下を0秒5ほど追走。ラストはステッキ2発を入れられたが、馬なりの相手に併入がやっと。1週前も相手がロードカナロアだったとは言え併せ馬で一蹴されており、前走を使われての良化度合いは案外スローだ。最終追いでビッシリ攻められ、本番でどこまで変わってこられるか。

3歳馬インカンテーションには美浦からかけつけた大野騎手が騎乗、栗東ウッドで3頭併せを敢行した。3頭の中央でスタートし、ラストは手控えて2番手で入線。1週前も格下馬にてごずって併入がやっとだったが、そもそも調教では動かないタイプ。ここでしっかりやれたことは評価していいし、好調キープと見ていいだろう。

関東馬では唯一の参戦となるグランドシチーは津村騎手を背に美浦ウッドで単走。時計は平凡だったが、ラストはステッキ数発入れられており、輸送を控えながらしっかり攻められたのは好材料だ。

アメリカから招待のパンツオンファイアは早めに阪神競馬場に入っており、24日にダートコースで追い切りを行った。やや硬さも見せながらテンから軽快な動きを見せており、体調そのものは問題なさそう。課題はやはり初の右回りの克服なるか、だろう。今後は軽めの調整で本番に臨む予定。

【関連リンク】
的中連発の新指数【WINDEX】を掲載の「ジャパンカップダート」馬柱は金曜日に公開!
充実の4歳・ホッコータルマエ、絶好調53秒7(スポーツ報知)
エスポワールシチー、坂路53秒2(スポーツ報知)

おしらせ一覧

PAGE TOP