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【フェアリーS】戦歴濃いニシノミチシルベら素質豊かな存在揃った

3歳牝馬の重賞フェアリーS(GIII、芝1600m)が1月13日、中山競馬場で行われる。2勝を挙げているのは地方から転入してきたカクシアジ1頭のみで実質500万条件戦と変わらぬ争いになるが、重賞で揉まれた組や新馬戦で非凡な走りを見せた馬など、登録メンバーには素質豊かな存在が揃っている。

デビュー2戦目の500万特別サフラン賞で2着、続いて重賞アルテミスSに格上挑戦して3着と、戦歴の濃さが目立つのがニシノミチシルベだろう。サフラン賞の勝ち馬フォーエバーモアがGI阪神JFで勝ち馬にタイム差なしの3着ならば、ニシノミチシルベにも相当の評価を与えていいはず。前走後は短期放牧に入り、リフレッシュ後の調整は順調そのもの。1月3日、美浦坂路の追い切りでは余力を残して4F52秒9-1F11秒5と軽快に動いている。新馬戦で快勝したようにポン駆けできるタイプなのも好材料だ。管理するのはアルフレード、アジアエクスプレス、アイムユアーズ、アユサン……と若駒を出世街道に乗せる名手・手塚師。ニシノミチシルベもここをステップに大舞台へ進出するか。

4カ月ぶりだった前走で未勝利を脱出したのがシーロア。プラス24キロでのレースだったが、すんなり流れに乗れてのレースぶりからはほぼ全部が成長分と見て良さそうだ。陣営も「いずれはオープン級」と評価する器で、未勝利勝ち即重賞でも通用しそうな雰囲気だ。距離短縮は、父ダイワメジャーからマイナスにはならないはず。中間の調整はいたって軽めだが、これがこの馬のリズム。いい状態で臨めそう。

ワイレアワヒネのデビューは12月21日、阪神の新馬戦。大型馬だけに初戦がどうかと思われたが(4番人気)、2着に0秒7差と懸念を吹き飛ばす勝ちっぷりを見せた。1月4日の追い切りでは一杯まで負荷をかけられての併せ馬を消化できており反動は皆無、使われての上積みはかなり見込んで良さそう。中2週で中山への長距離輸送と楽ではない臨戦過程となるが、それらをクリアすれば上位争い必至。

昨年11月、東京マイルの新馬戦で勝利を収めたのがオメガハートロック。2着とは3/4馬身差だったが、馬群の中でじっくり待っての追い出しで着差以上の強さの持ち主と判断できるし、立ち回りのセンスもありそうで中山替わりも苦にしないだろう。放牧からの帰厩後は併せ馬を3本消化。まだ、動きにはやや重さを感じさせるがレース当週の攻めできっちり仕上がってきそうだ。

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ミチシルベ能力は重賞級(サンスポ)

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